
塾講師の求人を探し始めると、同じ「塾講師募集」という言葉でも中身がまるで違うことに気づきます。
授業を受け持つ専任講師の募集と、教室の運営を任される教室長の募集は別の職種として並んでいますし、雇い主も勤務先の塾とは限りません。
求人を扱う窓口ごとに載っている塾の顔ぶれと契約の形が変わるため、1つのサイトだけを見て決めると選択肢をかなり狭めてしまいます。
塾に特化した求人サイト、教育業界全体を扱う転職エージェント、業種を問わない総合型では、届く求人がそれぞれ別物です。
そこで、当記事では、塾講師におすすめの転職エージェント・転職サイト16社を厳選紹介します。
塾・予備校の求人だけを集めたサービスから、塾の外にある教育の仕事まで見渡せるサービスまで並べています。
目的別のおすすめや、求人票からは読み取れない気を付けるポイントもまとめているので、いまの自分に合うサービスを見つけるところから始めてみてください。
塾講師におすすめの転職エージェント・転職サイト16社を比較
ここからは、塾講師の求人を扱うサービス16社を比較・紹介していきます。

塾・予備校の求人だけを扱うサービスから、教育業界全体を扱うサービス、業種を問わない総合型という順にしました。
登録したサービスは転職活動をあなたと一緒に伴走してくれます。
そこも合わせて見比べてみてくださいね。
『塾講師ステーションキャリア』で職種と雇用形態を決めてから正社員求人を絞る
- 社会人向けに作られた塾業界専門の求人サイト
- 教室長・専任講師・プロ講師募集がそれぞれ独立した求人一覧
- 塾のアルバイト経験を職歴として見る求人の絞り込み
塾講師ステーションキャリアでは、職種と雇用形態を決めてから正社員の求人を絞り込めます。
教室長・専任講師・プロ講師募集といった職種が、それぞれ別の求人一覧として用意されているからです。
塾の募集は「塾講師」とひとくくりに語られますが、実際の求人は教室の運営を担う教室長と、授業を主に担当する専任講師に分かれています。
このサイトでは両方の一覧が最初から別々に並んでいるので、どちらを選ぶのかを決めた状態で求人を探し始められます。
絞り込みの条件も塾の働き方に合わせてあり、年間休日110日以上・年間休日115日以上・残業月20時間以内・固定残業無しといった項目から選べますよ。
塾アルバイト経験者歓迎や既卒・社会人経験不問の条件もあるので、大学時代のアルバイト経験を職歴として見てくれる求人だけを残すのも可能です。
運営する株式会社トモノカイは有料職業紹介と労働者派遣の許可を持ち、塾業界に特化した人材紹介の「塾ステキャリアエージェント」も運営。
2006年から塾業界に携わってきた取引実績は、累計約6,600社・約66,800教室にのぼります(※)。
なお学生アルバイト向けの「塾講師ステーション」とはサイトが分かれているため、転職で使うときはキャリア側から入ってください。
教室長と専任講師のどちらの一覧を先に開くかを決めてから、条件の絞り込みに進んでみましょう。
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社トモノカイ |
| 公式サイトURL | https://www.juku.st/ca |
(※)塾講師ステーションキャリアの公表値:2026年8月時点
『教育転職ドットコム』で塾に残る道と異業界へ行く道を並べて相談する
- 教育業界に特化した転職エージェント
- EdTech・療育・通信制中学高校まで含む業種区分
- 教育業界の経験を活かせる異業種求人も紹介
教育転職ドットコムでは、塾に残る道と異業界へ行く道を並べて相談できます。
大手学習塾の教室長や講師職と一緒に、人材業界のキャリアコンサルタントや社会人教育のコンサルタントといった求人も扱っているからです。
生徒に向き合う仕事を続けるか、人に関わる仕事は残したまま業界を変えるかで迷っている段階でも、両方の選択肢を同じ担当者に相談できます。
業種の区分には学習塾・予備校のほか、「通信制中学・高校」「大学」「専門学校」「療育・放課後デイサービス」「EdTech」「資格や語学のスクール」「研修や人材育成」「出版」「教材制作」が並びます。
職種の区分も、「塾講師」「教員・教師」「教室運営・教室長」「学習コーチ・キャリアコンサルタント」「学校営業・教育営業」「企画・経営スタッフ」「教材制作・商品開発」と細かく分かれていますよ。
登録は、現在の就業状況や経験社数、希望勤務地、最終学歴などを順に選ぶ形式で、転職先が決まっていない状態でも進められます。
塾の求人と教育以外の求人を同時に見て、自分の経験がどこまで通じるのかを測ってみるとよいですよ。
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社コトブック |
| 公式サイトURL | https://kyouikutenshoku.com/ |
『Education Career』で塾以外の教育の仕事まで視野を広げる
- 教育業界に特化した転職エージェント
- 学習塾・予備校から大学・EdTechまで9つの業種区分
- 日中勤務・完全週休2日制などのこだわり条件
Education Careerでは、塾以外の教育の仕事まで視野を広げられます。
業種の区分が教育業界の中で9つに分かれていて、学習塾・予備校以外の受け皿が同じ検索画面に並ぶからです。
中学校・高等学校、専門学校、大学・大学院、資格や語学のスクール、研修や人材育成、通信教育や出版、幼児教育や学童保育、WEBやアプリのサービスまでが業種としてそろっています。
職種も塾講師と教室長・教室運営・スクールマネージャーが分かれているうえに、教材制作やカリキュラム開発、エリアマネージャー、マーケティング、経営企画といった区分が用意されていますよ。
授業から離れても教育に関わり続ける道が、職種の一覧として見える形です。
取引先には、「駿台予備校」「東進ハイスクール」「河合塾グループ」といった塾や予備校に加え、「ベネッセ」「リクルート」「Gakken」「小学館」などもあります(※)。
こだわり条件に日中勤務が用意されているのも、夕方から夜にかけて働く塾講師にとっては見逃せない項目です。
生活の時間帯を変えたいのか、教える仕事は続けたいのかを整理してから、職種の一覧を開いてみるとよいですね。
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ファンオブライフ |
| 公式サイトURL | https://education-career.jp/ |
(※)Education Careerの公表値:2026年8月時点
『リクルートダイレクトスカウト』で在職中にスカウトを受け取る
- レジュメを登録して待つスカウト型のサービス
- 企業とヘッドハンターの双方からスカウトが届く
- 返信するまで個人を特定できる情報は非公開
リクルートダイレクトスカウトでは、在職中にスカウトを受け取れます。
レジュメを登録しておくと、企業やヘッドハンターの側から声がかかる仕組みだからです。
在職中に動いていることを周囲に知られたくない場合、自分から応募して回るより声を待つほうが進めやすくなります。
登録だけ済ませておけば、転職するかどうかを決めきれていない段階でも情報が入ってきますよ。
レジュメは経験や能力、希望条件を選んでいくと完成する作りなので、職務経歴書を書き上げる前でも始められます。
氏名・生年月日・住所といった個人を特定できる情報は表示されず、スカウトに返信した時点で初めて相手に公開されるのも安心ポイントです。
スカウトに返信すると、企業の担当者かヘッドハンターとの面談を必ず受けられるため、話を聞いてから判断できます。
条件を入れて公開求人を検索する使い方もできます。
まずはレジュメだけ登録して、いまの経験にどんな声がかかるのかを見てから動き出すのも一つの手ですよ。
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社リクルート |
| 公式サイトURL | https://directscout.recruit.co.jp/ |
『塾講師キャリア』で非常勤や業務委託まで含めて求人を見比べる
- 学習塾と家庭教師の求人を集めた専門サイト
- 常勤講師・非常勤講師・業務委託・請負など15区分の雇用形態
- 講師登録をすると塾から直接スカウトが届く
塾講師キャリアでは、非常勤や業務委託まで含めて求人を見比べられます。
雇用形態の区分が15種類に分かれていて、正社員以外の働き方が同じ一覧に並ぶからです。
用意されている区分は、アルバイト・正社員・新卒正社員・契約社員・業務委託・常勤講師・非常勤講師・派遣社員・職業紹介・パート・インターン・ボランティア・請負・嘱託社員・その他です。
一般の転職サイトが正社員・契約社員・派遣の3つ程度で分けているのに比べると、塾業界の契約の形がそのまま項目になっているのが分かります。
指導形態も個別指導・集団指導と分かれていて、勤務地や指導対象と掛け合わせて候補を狭められますよ。
講師登録をしておくと、求人票を掲載している塾の側からスカウトが届く仕組みも用意されています。
正社員の求人だけを見ていると気づきにくいですが、同じ塾が常勤講師と非常勤講師を別々に募集していることがあります。
気になる塾を見つけたら、雇用形態の欄を切り替えて同じ塾の別の募集が出ていないかを確かめてみてくださいね。
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 運営会社 | SEVEN FORCE CONSULTING |
| 公式サイトURL | https://juku.careers/ |
『教えるシゴト』は自分で探す方法と紹介を受ける方法が使える
- 教育業界の求人を集めた求人サイト
- 会員登録なしで気になる求人へ直接応募できる
- 非公開求人を扱う転職支援サービスを併設
教えるシゴトでは、自分で探す方法と紹介を受ける方法が使えます。
登録せずに応募できる求人一覧と、コーディネーターが求人を紹介する転職支援サービスが、同じサイトに用意されているからです。
まずは希望に合った求人を検索し、相場や条件を確かめてから転職支援サービスに登録するという進め方ができます。
転職支援サービスでは、公開される前に締め切られる非公開求人を優先して紹介してもらえますよ。
電話・メール・面談のいずれでも相談でき、本社での面接練習や応募書類の添削にも対応。
扱う求人は塾や予備校にとどまらず、学校教員や部活動指導員といった職種まで含まれます。
運営する株式会社サクシードは、家庭教師の紹介・個別指導教室の運営・学校法人や大手進学塾への人材派遣と紹介という3つの部門を持つ会社で、公益社団法人全国学習塾協会の正会員でもあります。
塾の求人を見る前に、教える仕事全体でどんな募集が出ているのかを確認しておくのも一つの手ですよ。
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社サクシード |
| 公式サイトURL | https://www.oshieru.biz/ |
『塾のお仕事紹介サービス』で派遣や紹介予定派遣という働き方を選ぶ
- 塾業界に特化した転職サービス
- 派遣・人材紹介・紹介予定派遣の3つの勤務形態から選べる
- コーディネーターが待遇や雇用条件の交渉を代行してくれる
塾のお仕事紹介サービスでは、派遣や紹介予定派遣という働き方を選べます。
塾で働く方法を派遣・人材紹介・紹介予定派遣の3つに分け、それぞれの違いを示したうえで登録を受け付けているからです。
派遣は、サクシードに雇われて学習塾や予備校で働く形で、正社員のように異動で勤務地や仕事内容が変わることは基本的にありません。
週1日から働ける案件や、時給2,500円以上の案件も紹介されています(※)。
人材紹介は、塾と直接雇用を結ぶ形で、応募書類の添削から待遇や雇用条件の交渉まで担当のコーディネーターが代行します。
紹介予定派遣は、一定期間を派遣スタッフとして働き、期間の終了後に双方が合意すれば直接雇用に切り替わる仕組みです。
職場の雰囲気を確かめてから正社員になりたい人にとっては、紹介予定派遣は現実的な選択肢になりますよ。
同じ株式会社サクシードが運営する求人サイト「教えるシゴト」とは入口が別なので、紹介を受けたい場合は「塾のお仕事紹介サービス」から登録してください。
塾の求人を見て迷いが出たら、まず自分が直接雇用にこだわるかどうかを決めてから相談に進んでみてはいかがでしょうか。
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社サクシード |
| 公式サイトURL | https://www.succeed-jinzai.jp/jukukoushi/ |
(※)塾のお仕事紹介サービスの公表値:2026年8月時点
『EMPS』で私立学校と塾・予備校の両方から求人を探す
- 私立学校・学習塾・予備校に限定した求人サイト
- 全国2,500社以上の教育機関の求人を掲載(※)
- 選考で課される模擬授業のトレーニング
EMPSでは、私立学校と塾・予備校の両方から求人を探せます。
掲載しているのが教育機関の求人に限られていて、学校と塾が同じ検索画面に並ぶからです。
全国2,500社以上の私立学校・学習塾・予備校から求人が集まり、私学の求人だけでも2,800件以上が掲載されています(※)。
塾に残るか学校へ移るかを決めきれていない段階でも、両方の条件を突き合わせながら考えられますよ。
模擬授業のトレーニングを用意しているのも、教育機関の採用選考ならではの支援です。
書類と面接だけで終わらず、実際に授業をして見せる選考が入る職場では、この準備があるかどうかで結果が変わります。
運営する株式会社イストは1988年の創立で、労働者派遣と有料職業紹介の両方の許可を持ち、家庭教師サービスの代々木進学会も手がけています。
学校の求人にも目を通したうえで、いま自分が積んでいる指導経験がどちらの現場で評価されるのかを確かめてみるとよいですね。
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社イスト |
| 公式サイトURL | https://emps.jp/ |
(※)EMPSの公表値:2026年8月時点
『塾講師JAPAN』で塾のタイプから勤務先を選ぶ
- 学習塾を運営するスプリックスが手がける求人サイト
- 大手学習塾・地域密着塾・個性派塾などタイプ別の特集がある
- 安心塾バイト認証制度の取得塾に絞れる検索条件
塾講師JAPANでは、塾のタイプから勤務先を選べます。
大手学習塾・地域密着塾・名門や難関受験に強い塾・定期テストに強い補習型・個性派塾という切り口で、求人がまとめられているからです。
同じ塾講師でも、難関校の合格実績を追う進学塾と、学校の授業についていくための補習を担う塾では、日々の仕事の中身が大きく変わります。
塾の規模や方針から入れる導線があると、違いを取り違えたまま応募してしまう事態を避けられますよ。
労働条件の面では、公益社団法人全国学習塾協会の「安心塾バイト認証制度」を取得した塾だけに絞る条件も用意されています。
運営する株式会社スプリックスは、学習塾・教室事業を本業とする会社で、グループには株式会社湘南ゼミナールなどが並びます。
塾を運営する側が作ったサイトなので、掲載塾の一覧から企業の顔ぶれをたどれるのもポイントです。
塾講師専用の求人サイトを対象にした市場調査では、掲載数で1位という結果が出ています(※)。
まずは自分が働きたい塾のタイプを一つ決めて、その特集ページから求人を読み比べてみてくださいね。
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社スプリックス |
| 公式サイトURL | https://www.jukukoushi.jp/ |
(※)調査機関:日本マーケティングリサーチ機構 2022年 10月期 指定領域における市場調査(2022年 10月 25日時点)
『塾ワーク』で第二新卒の項目から求人を探す
- 学習塾・予備校に絞った求人サイト
- 第二新卒が独立した項目になっている雇用形態の区分
- 講師職と運営・管理を分けた9つの職種区分
塾ワークでは、第二新卒の項目から求人を探せます。
雇用形態の一覧に、中途正社員や契約社員と並んで第二新卒が独立した項目として置かれているからです。
新卒で入った塾を数年で離れる場合、経験者として扱われるのか未経験者として扱われるのかが分からず、応募先を選びにくくなります。
入口の段階で第二新卒の求人だけを取り出せると、迷いを持ち越さずに済みます。
職種の区分も細かく、「講師職」「運営や管理」「家庭教師」「事務職」「チューター」「教材作成」「添削や採点」「テスト監督」に分かれていますよ。
授業から離れて教材を作る仕事や、生徒の質問に対応するチューターの仕事も、同じサイトの中で見つけられます。
無料の会員登録をしておくと、応募の手続きが簡単になるほか、塾の側からスカウトが届くことも。
自分の経験年数がどの区分に当てはまるのかを確かめてから、職種の絞り込みに進んでみましょう。
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社教育情報サービス |
| 公式サイトURL | https://www.jukuwork.com/ |
『コスモ』で研修を受けてから教育の現場で働く
- 塾・私立学校・幼稚園への人材派遣と人材紹介サービス
- 登録者向けのキャリアアップ研修を無料で開催
- 1988年創業で東京と大阪に拠点
コスモでは、研修を受けてから教育の現場で働けます。
登録したスタッフ向けに、ビジネスマナーから教師としての勉強会まで幅広い研修会とセミナーを開いていて、受講料がかからないからです。
未経験の人やブランクのある人にも研修体制でフォローすると明記していて、いきなり教壇に立つ不安を減らせます。
出産や介護で数年離れていた人、別の業界を経験してから教育に戻りたい人には、この助走期間が効いてきます。
派遣と紹介の対象は、私立学校の小学校から大学、専門学校、学習塾、幼稚園、保育園までと幅広いですよ。
創業は1988年で、登録者数は4万人を超えています(※)。
開催済みの研修については、レポートが公開されているので、内容を見てから登録するかどうかを判断できます。
現場から離れている期間が気になっている方は、まず研修の予定を確認するところから始めてみてくださいね。
| 対応エリア | 関東エリア・関西エリア |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社コスモ |
| 公式サイトURL | https://www.cosmo-web-net.co.jp/ |
(※)コスモの公表値:2026年8月時点
『まなびきゃりあ』で異業種から教育業界への転職に挑戦する
- 教育業界に特化した転職エージェント
- 教育業界出身のスタッフによる転職サポート
- 前職と転職後の年収変化まで示した成功実績
まなびきゃりあでは、異業種から教育業界への転職に挑戦できます。
前職と転職後の職種、そして年収がどう変わったかまで書いた成功実績を公開しているからです。
コンビニで副店長を3年務めてアルバイトの育成にやりがいを感じた人が、北関東の大手集団進学指導塾の塾講師になり、年収が170万円上がった例が紹介されています(※)。
また、包装容器メーカーで4年営業をしていた人が、南関東の大手進学塾の映像授業型個別指導塾で学習アドバイザーになった例もあります。
中小規模の塾で6年講師をしていた人が、上場企業の学習塾で集団指導講師にステップアップした例も載っていて、業界内での移り方も分かりますよ。
求人の職種は塾のほかに、学校や各種スクールの研修講師、教育コンテンツや教材制作、営業、事務まで揃っています。
教育業界出身のスタッフが担当し、転職サポートは12年以上続けています(※)。
自分と近い経歴の事例を探して、そこからどの職種へ移っているのかをたどってみてはいかがでしょうか。
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社リンキング |
| 公式サイトURL | https://manabi-career.jp/ |
(※)まなびきゃりあの公表値:2026年8月時点
『教育ジョブ』で通信制高校の求人に的を絞る
- 教育業界と通信制高校に特化した求人・転職サイト
- 模擬授業対策まで含む選考サポート
- 求人票に出てこない法人の様子を聞ける体制
教育ジョブでは、通信制高校の求人に的を絞れます。
教育業界の中でも通信制高校を専門に扱っていて、この分野の求人だけをまとめて見られるからです。
通信制高校は、生徒一人ひとりの状況に合わせて学習を進める場所なので、個別指導で培った関わり方をそのまま持ち込めます。
選考のサポートでは、書類の作成と面接対策に加えて模擬授業対策まで用意されていますよ。
模擬授業対策を監修しているのは、授業や講師研修の経験があるスタッフで、採用や不採用の事例をもとに改善点を伝えてくれます。
各法人と密にやり取りをしているため、求人票からは読み取れない職場の雰囲気についても聞けるのもポイントです。
運営する株式会社クロス・シップは有料職業紹介の許可を持ち、教育・保育・療育の領域に特化した人材事業を手がけています。
塾以外の教育現場も選択肢に入れたい方は、通信制高校のここに注目を説明したページから進めてみてくださいね。
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社クロス・シップ |
| 公式サイトURL | https://edujob.jp/ |
『教員人材センター』で私立中高の教員という働き方を候補に入れる
- 私立中学・高校の教員に特化した就職支援
- 専任教諭・常勤講師・非常勤講師に分かれた求人区分
- 全国439校との取引実績と勤務継続率96.6%(※)
教員人材センターでは、私立中高の教員という働き方を候補に入れられます。
私立学校の教員求人だけを扱っていて、雇い方の違いが求人の区分にそのまま出ているからです。
新着求人は、専任教諭・常勤講師・非常勤講師に分かれていて、同じ学校でもどの立場で採用されるのかが最初から示されています。
専任教諭は学校に籍を置く正規の教員にあたり、常勤講師や非常勤講師とは契約期間の扱いが変わりますよ。
取引実績は全国439校で、勤務継続率は96.6%と公表されています(※)。
直接雇用を前提とした人材紹介と派遣の両方に対応し、就職準備から内定、勤務開始後までサポートしてくれます。
セミナーや研修に加えて、実際の私学を見に行く1DAY私学体験会も開催。
教科指導の経験を学校で活かせるかどうかを知りたい方は、専任教諭の求人がどんな条件で出ているかを見てみましょう。
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社キャリアビスタ |
| 公式サイトURL | https://kyoin.co.jp/ |
(※)教員人材センターの公表値:2026年8月時点
『リクルートエージェント』で塾の外の選択肢も一緒に相談する
- 業種や職種を問わない総合型の転職エージェント
- 教育業界の求人も業種のひとつとして掲載
- 年間休日120日以上・転勤なしなどの条件で絞り込み可能
リクルートエージェントでは、塾の外の選択肢も一緒に相談できます。
業種や職種を限定しない総合型なので、教育業界の求人と他業界の求人を同じ担当者に見てもらえるからです。
学習塾や予備校の求人も扱っていて、教室で教える仕事だけでなく、学校法人の広報や生徒の進路指導を担う職種まで含まれます。
塾専門のサイトでは触れられない求人に出会えるので、視野を広げる目的で併用する価値がありますよ。
絞り込みの条件には、「年間休日120日以上」「土日祝休み」「完全週休2日制」「転勤なし」「在宅勤務可」「学歴不問」「語学力」など、細かく選択できます。
塾の勤務形態を変えたい場合、希望条件から検索して求人を探す方法もあります。
サイトで見られるのは公開求人だけで、実際の紹介は登録後に受け取る非公開求人が中心です。
条件を入れて出てくる求人が少なく感じても、そこで判断せずに一度相談してみてはいかがでしょうか。
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社リクルート |
| 公式サイトURL | https://www.r-agent.com/ |
『マイナビ転職AGENT』で経験が浅いうちに動き方を相談する
- 20代・30代の転職支援を中心に据えた総合型エージェント
- はじめての転職と2回目以降で分けたサポート情報
- 職種ごとに分かれた専門サイト
マイナビ転職AGENTでは、経験が浅いうちに動き方を相談できます。
はじめての転職と2回目以降の転職でサポートの入口を分けていて、実績が少ない段階からの相談を想定しているからです。
新卒で塾に入って数年という段階では、応募できる求人があるのかどうかから分からなくなりがちです。
キャリアアドバイザーとの面談を通じて、いまの経験でどこまで選べるのかを先に把握できますよ。
面談はWeb面談にも対応していて、授業が終わる時間が遅い人でも予定を合わせやすくなっています。
専門サイトは、IT・WEBエンジニアやメーカーエンジニアなど職種別に用意されているため、塾から異業種へ移る場合は職種のページから入る方法もあります。
同じマイナビの求人サイトである「マイナビ転職」とはサービスが別で、自分で求人を探すのではなく、アドバイザーから紹介やサポートを受けて転職活動ができますよ。
塾を辞めるかどうかを決める前でも構わないので、まずは自分の経験がどの職種に活かせるかを聞いてみましょう。
| 対応エリア | 全国 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社マイナビ |
| 公式サイトURL | https://mynavi-agent.jp/ |
目的別|塾講師におすすめの転職エージェント・転職サイト
同じ塾業界への転職でも、教室長を目指すのか授業に専念したいのかで、利用するサービスは変わります。
この章では、目的別におすすめの転職エージェント・転職サイトをまとめました。
- 個別指導の教室長を目指す方におすすめ
- 集団指導で教科を教え続けたい方におすすめ
- 非常勤や業務委託で授業だけを受け持ちたい方におすすめ
- 年収を上げて塾の運営側に回りたい方におすすめ
- 無理なく続けられる職場に移りたい方におすすめ
- 塾から学校や通信制高校へ移りたい方におすすめ
- 塾を離れて別の業界に移りたい方におすすめ
いまの自分の希望に近いものから読んで、使う窓口を決めてみてくださいね。
個別指導の教室長を目指す方におすすめの転職エージェント・転職サイト
個別指導の教室長を目指すなら、「塾講師ステーションキャリア」「まなびきゃりあ」がおすすめです。
教室長が講師とは別の職種として扱われていて、運営を担う求人だけを取り出して読めるからです。
塾講師ステーションキャリアは、教室長の求人一覧を持ち、教室運営・管理職・その候補という説明を添えて専任講師の一覧と分けています。
まなびきゃりあでは、運営を担う仕事が独立した分類になっているため、教室を任される募集だけを追いかけられます。
教室長の求人をいくつか開いて、授業を何コマ持ちながら運営を任されるのかを見比べてみましょう。
| サービス名 | おすすめ理由 |
|---|---|
| 塾講師ステーションキャリア | 教室長の求人一覧が専任講師と分かれていて、運営を担うポジションだけを追える |
| まなびきゃりあ | 運営を担う仕事が独立した分類になっていて教室長の募集を追える |
集団指導で教科を教え続けたい方におすすめの転職エージェント・転職サイト
集団指導で教科を教え続けたいなら、「塾講師JAPAN」「EMPS」「Education Career」がおすすめです。
塾のタイプや教育機関の種類から絞り込めるので、指導のスタイルが合う職場を選びやすいからです。
塾講師JAPANには、大手学習塾・名門や難関受験に強い塾・定期テストに強い補習型といった特集があり、指導形態も集団指導と個別指導に分かれています。
同じ集団指導でも、難関校の合格実績を追う塾と学校の授業を補う塾では、求められる授業の作り方がまるで違いますよ。
EMPSは、私立学校・学習塾・予備校の求人を扱っていて、選考で課される模擬授業のトレーニングまで用意しています。
Education Careerは、塾講師と教室長・教室運営を別の職種として扱っているため、授業を担当し続ける求人だけを探せます。
志望する塾が、どの層の生徒を集めているのかを確かめて、指導方針の合う職場から候補に入れてみてはいかがでしょうか。
| サービス名 | おすすめ理由 |
|---|---|
| 塾講師JAPAN | 大手塾・難関受験・補習型など塾のタイプ別に求人がまとまっている |
| EMPS | 私立学校と塾・予備校の求人を扱い、模擬授業のトレーニングがある |
| Education Career | 塾講師と教室長が別の職種区分になっていて授業職に絞れる |
非常勤や業務委託で授業だけを受け持ちたい方におすすめの転職エージェント・転職サイト
非常勤や業務委託で授業だけを受け持ちたいなら、「塾講師キャリア」「塾ワーク」「塾講師ステーション」がおすすめです。
雇用形態の区分が細かく、正社員以外の募集がまとまって並んでいるからです。
塾講師キャリアは、「常勤講師」「非常勤講師」「業務委託」「請負」「嘱託社員」「派遣社員」といった項目を用意していて、契約の形から求人を探せます。
塾ワークも、非常勤・アルバイトと業務委託を別の項目として置いているので、勤務形態の違う募集を混同せずに済みます。
塾講師ステーションでは、給与の条件に時給だけでなくコマ給の区分があり、授業1コマあたりで支払われる募集かどうかを先に確認できます。
同サイトによると、集団指導の時給の平均は2,000円前後で高い場合は3,000円、個別指導は平均1,200円前後で高い場合は2,000円です(※)。
指導形態によって報酬の水準が変わるので、まず自分が受け持ちたい形態を決めてから条件を絞ってみるとよいですね。
| サービス名 | おすすめ理由 |
|---|---|
| 塾講師キャリア | 契約の形ごとに求人が分かれていて正社員以外の募集もまとめて並ぶ |
| 塾ワーク | 非常勤・アルバイトと業務委託を別項目に分けている |
| 塾講師ステーション | 時給とコマ給を給与条件として区別し、指導形態別の相場も示している |
(※)塾講師ステーションの公表値:2026年8月時点
年収を上げて塾の運営側に回りたい方におすすめの転職エージェント・転職サイト
年収を上げて塾の運営側に回りたいなら、「塾NEXT」「リクルートダイレクトスカウト」「教育転職ドットコム」がおすすめです。
経営幹部の候補や、表に出ないポジションの求人を扱っているからです。
塾NEXTは、大手学習塾に特化した転職支援サービスで、年収600万円から1,200万円の非公開求人を扱い、年間休日120日以上・昇給年1回・賞与年2回以上といった条件を示しています(※)。
大手塾の経営幹部候補という枠まで用意されているため、講師から運営や経営へ進む道筋が見えます。
リクルートダイレクトスカウトは、登録した経歴をもとに打診が届く形なので、自分では探しにくい上位のポジションに出会えるでしょう。
教育転職ドットコムには、企画・経営スタッフという職種区分があり、塾の本部で事業を動かす仕事も候補に入ります。
いまの年収と役職を書き出して、どのポジションなら上げられるのかを相談するところから始めてみましょう。
| サービス名 | おすすめ理由 |
|---|---|
| 塾NEXT | 大手学習塾に特化し、経営幹部候補を含む非公開求人を扱う |
| リクルートダイレクトスカウト | 登録した経歴をもとに上位ポジションの打診が届く |
| 教育転職ドットコム | 企画・経営スタッフの職種区分から本部の仕事を探せる |
(※)塾NEXTの公表値:2026年8月時点
無理なく続けられる職場に移りたい方におすすめの転職エージェント・転職サイト
無理なく続けられる職場に移りたいなら、「エンジョイ!Juku Life」「コスモ」「教えるシゴト」がおすすめです。
労働条件を先に決めてから求人を選べる仕組みと、現場に戻る前の準備が用意されているからです。
エンジョイ!Juku Lifeは、年間休日120日以上の塾・予備校に絞った転職支援で、登録するときに残業が少ない職場と給与条件がよい職場のどちらを優先するかを選べます(※)。
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塾から学校や通信制高校へ移りたい方におすすめの転職エージェント・転職サイト
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学校の求人は雇い方の呼び名が塾と違うため、学校側の区分で並んだ求人を見る必要があるからです。
教員人材センターは、私立中学・高校の教員求人を「専任教諭」「常勤講師」「非常勤講師」に分けていて、どの立場で採用されるのかが最初から示されています。
塾で使われる専任講師や時間講師とは別の言葉なので、呼び名を知らないまま探すと条件を読み違えます。
教育ジョブは、通信制高校に特化していて、面接に加えて模擬授業の対策まで支援の対象になっています。
学校の求人を1件開いて、担当するコマ数と部活動の扱いが塾とどう違うのかを確かめてみるとよいですよ。
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| 教員人材センター | 私立中高の求人を専任教諭・常勤講師・非常勤講師で分けている |
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塾を離れて別の業界に移りたい方におすすめの転職エージェント・転職サイト
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業種を限定しない総合型なので、塾で積んだ経験がどの職種に通じるのかを含めて相談できるからです。
リクルートエージェントは、教育業界の求人も他業界の求人も同じ担当者に見てもらえるため、塾に残る場合と離れる場合を並べて考えられます。
マイナビ転職AGENTは、社会人経験が浅い段階からの相談を想定していて、応募できる求人があるのかという段階から話を聞いてもらえます。
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生徒募集や保護者対応で培った力は、営業や人材の仕事でそのまま評価されることがあります。
いままでの業務を職種の言葉に置き換えたうえで、通用する範囲を担当者と一緒に測ってみてはいかがでしょうか。
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塾講師が転職エージェント・転職サイト活用で得られる強み
塾の求人は自分で探せますが、応募する前に確かめておきたいことは、求人票には掲載されていないことも多いです。
授業以外にどこまで任されるのか、選考で何を見られるのかは、募集要項からは読み取れません。
塾講師向けの転職エージェント・転職サイトを利用すれば、職場の詳細情報を教えてもらえます。
ほかにも転職エージェント・転職サイトを活用することで、得られる強みを解説していきます。
- 講師と教室長のどちらで探すかを決めてから動ける
- 授業以外にどんな業務が入るのかを先に確かめられる
- 選考で課される模擬授業の対策を受けられる
- 講習期間で動けない時期も転職活動を止めずに済む
自分がいま引っかかっているものから目を通してみるとよいですよ。
強み1、講師と教室長のどちらで探すかを決めてから動ける
講師と教室長のどちらで探すかを、応募する前に決めてから動けます。
塾の求人は職種の区分が分かれていて、転職サービスもその区分に沿って求人を並べているからです。
塾の募集要項を開くと、教科を担当する仕事と教室を運営する仕事が同じ「塾講師」という言葉でまとめられていることがあります。
入社してから、生徒募集や保護者面談が業務の中心だと分かって戸惑う人は少なくありません。
職種ごとに求人一覧が分かれていれば、どちらの仕事を選ぶのかを自分で決めたうえで比べられます。
塾の職種は、おおむね次のように分かれています。
- ●専任講師・常勤講師
- 教科の授業を受け持つ正社員です。担当するコマ数と教材研究が仕事の中心になります。
- ●教室長・スクール運営職
- 教室の運営や管理を担う役割です。授業を持つ場合もありますが、生徒募集や面談の比重が上がります。
- ●プロ講師
- 難関校の受験指導など、授業そのものを売りにする立場です。担当する科目が絞られます。
- ●本部運営スタッフ
- 教材の開発や複数教室の管理など、教室の外側から支える仕事です。
どの職種から入るかで、数年後に積み上がる経験も変わります。
授業の腕を磨きたいのに運営職で採用されると、教壇に立つ時間が思ったより短くなることもあります。
強み2、授業以外にどんな業務が入るのかを先に確かめられる
授業以外にどんな業務が入るのかを、応募する前に確かめられます。
求人票に書かれるのは職種名と待遇までで、日々の業務の内訳までは載らないからです。
塾の仕事は授業だけで完結せず、教材の準備や採点、保護者への連絡、面談の記録づくりが付いてきます。
教室によっては入塾の説明会や体験授業の運営、地域へのチラシ配布まで担当することもあります。
こうした業務の量は塾ごとに違うのに、募集要項では「教室運営業務」の一言にまとめられがちです。
担当者を通せば、次のような点を応募前に聞けます。
- 1人あたりの担当生徒数と担当コマ数
- 授業準備や採点にあてる時間の扱い
- 保護者面談の回数と実施する時期
- 研修の期間と、授業を任され始める時期
- 教室を1人で回す時間帯があるかどうか
同じ「教室運営」でも、社員が複数いる教室と1人で回す教室では負担がまるで違います。
面接の場で直接聞きにくい内容も、間に人が入れば確かめやすくなりますよ。
強み3、選考で課される模擬授業の対策を受けられる
選考で課される模擬授業の対策を受けられます。
教育の現場では書類と面接だけでなく、実際に授業をして見せる選考が入ることがあるからです。
模擬授業は、与えられた単元を数分から十数分で扱う形式が多く、限られた時間で導入から確認までを組み立てる力が見られます。
日々の授業ができていても、初めて会う人を相手に短時間で見せる形は勝手が違います。
塾や学校の選考を数多く見ている担当者に相談すると、どこを削ってどこを残すかの判断がつきますよ。
模擬授業の準備では、次のような点が評価の対象になります。
| 見られる点 | 準備でやること |
|---|---|
| 導入のつかみ | 単元の入り口を生徒の生活に結びつける言い方を用意する |
| 板書と話す量の配分 | 時間を計りながら書く量を決めておく |
| 生徒への問いかけ | 答えが分かれる問いを1つ仕込んでおく |
| 理解の確認 | 終わりに何を確かめるかを決めておく |
授業の練習だけでなく、終わった後の振り返りで何を答えるかもわかります。
自分の授業の意図を言葉にできると、いままで積み上げてきた経験の伝わり方が変わるでしょう。
強み4、講習期間で動けない時期も転職活動を止めずに済む
講習期間で動けない時期も、転職活動を止めずに済みます。
求人を探して応募する形だけでなく、登録して待つ形のサービスがあるからです。
塾の仕事は春期・夏期・冬期の講習に予定が集中し、その期間は日中から夜まで教室にいることになります。
自分で求人を探して応募する進め方だと、忙しい時期は活動が完全に止まってしまいます。
レジュメを登録しておくスカウト型なら、忙しい時期も声がかかる状態を保てますよ。
活動の進め方は、時期に合わせて次のように切り替えられます。
- 通常授業の時期は求人を自分で探して応募する
- 講習前はレジュメを整えてスカウトを受け取れる状態にしておく
- 講習期間は届いた案内を読んで気になるものだけ返信する
- 講習明けに面談をまとめて入れる
塾の採用は年度の区切りに合わせて動くため、応募のタイミングを逃すと次の機会まで間が空きます。
活動を止めない仕組みを先に作っておくと、この間隔に振り回されずに済むでしょう。
塾講師が転職エージェント・転職サイト活用で気をつけるポイント
塾業界の求人は入口が多いぶん、探し方を間違えると同じ求人ばかりを見て回ることになります。
この章では、塾講師が転職エージェント・転職サイト活用で気をつけるポイントをまとめました。
登録する前に知っておくと遠回りを避けられますよ。
- 学生アルバイト向けと社会人向けでサイトが分かれている
- 転職サイトと転職エージェントでは載っている塾の顔ぶれが変わる
- 「教室長候補」の募集は授業以外の仕事が中心になることがある
- 同じ会社が運営する別サービスに重ねて登録してしまう
思い当たるものがあれば、登録の前に確かめてみてくださいね。
ポイント1、学生アルバイト向けと社会人向けでサイトが分かれている
学生アルバイト向けと社会人向けで、サイトが分かれていることがあります。
塾業界の求人媒体は大学生の講師募集から始まったものが多く、社会人の転職は別サイトで扱っているからです。
同じ運営会社の同じブランド名でも、入口が違うと出てくる求人がまったく違います。
学生向けの入口から入ると、時給と週の勤務日数で条件が組まれた募集が並びます。
正社員の求人を探しているのに時給の募集ばかりが出てくるときは、サイトを間違えている可能性がありますよ。
見分けるときは、次の点を確かめてみてください。
- トップページに並ぶ条件が時給か月給か
- 雇用形態の選択肢に正社員があるか
- ページの見出しに「バイト」の文字が入っていないか
- 職種の一覧に教室長が含まれているか
学生向けのサイトが役に立たないわけではなく、非常勤で授業だけを受け持ちたい人には合っています。
大切なのは、いま自分が探しているのがどちらの働き方かを先に決めておくことです。
ポイント2、転職サイトと転職エージェントでは載っている塾の顔ぶれが変わる
転職サイトと転職エージェントでは、載っている塾の顔ぶれが変わります。
求人を掲載する仕組みと、人を紹介する仕組みでは、塾が負担する費用の形が違うからです。
転職サイトは、塾が自分で求人票を出す場所なので、規模の大小を問わず幅広い塾が並びます。
一方の転職エージェントは、採用が決まってから紹介料が発生するため、費用をかけてでも人を採りたい塾が中心になります。
どちらか一方だけを見ていると、選択肢が偏ったまま応募先を決めることになりますよ。
同じ塾業界を扱っていても、性格は次のように分かれます。
| 窓口の種類 | 出てくる求人の傾向 |
|---|---|
| 塾専門の求人サイト | 地域密着の個人塾から大手まで幅広い。条件を自分で絞って探す |
| 塾専門のエージェント | 公開されない求人が中心。役職や年収の条件が固まっている募集が多い |
| 教育業界のエージェント | 塾のほか学校や教育企業も扱う。職種の選択肢が広い |
| 総合型のエージェント | 塾は数ある業種の一つ。講師以外の職種が出てくる |
近所の小さな塾に絞って探しているのに転職エージェントだけを使うと、候補がほとんど出てこないこともあります。
逆に役職付きで移りたい場合は、転職サイトだけを見ていても目当ての募集に届きません。
ポイント3、「教室長候補」の募集は授業以外の仕事が中心になることがある
「教室長候補」の募集は、授業以外の仕事が中心になることがあります。
教室長は教室の運営や管理を担う役割であり、授業はその一部として位置づけられているからです。
正社員の募集で数が多いのは教室長の枠で、講師として応募したつもりが運営職だったという行き違いが起きます。
生徒募集の目標や売上の管理を任される場合もあり、店舗の責任者に近い働き方になることもあります。
教える仕事を続けたい人にとっては、この違いを見落とすと入社後の落差が大きくなりますよ。
募集要項では、次のような書かれ方をしていることがあります。
- ●教室運営全般
- 時間割の作成・講師のシフト管理・保護者対応まで含まれることが多い表現です。
- ●生徒・保護者対応
- 入塾の説明から進路の面談まで、面談の回数が多い教室ほど比重が上がります。
- ●講師のマネジメント
- アルバイト講師の採用と研修を担当します。授業の時間より人の管理に時間を使います。
- ●数値管理
- 在籍数や継続率の管理を指します。目標が個人に割り当てられることもあります。
教室長が悪い選択肢というわけではありません。
教室長で働けば、キャリアの幅は広がるでしょう。
問題になるのは、授業を担当し続けられると思ったまま入社してしまう場合です。
ポイント4、同じ会社が運営する別サービスに重ねて登録してしまう
同じ会社が運営する別サービスに、気づかず重ねて登録してしまうことがあります。
塾業界では1つの会社が目的別に複数のサービスを持っていて、サイト名からは運営元が分からないからです。
年収帯で分けたもの、休日数で分けたもの、非常勤に絞ったものというように、同じ会社が入口を変えて用意しています。
別々のサービスだと思って登録すると、同じ担当者から同じ求人を案内されることがあります。
同じ求人に2つの経路から応募してしまうと、塾側の選考でも混乱が起きます。
登録の前に、次の点を見ておくと重複を避けられます。
- ページ下部の運営会社名が既に登録した先と同じでないか
- 許可番号が同じ番号になっていないか
- すでに登録済みのサービスから案内された求人と重なっていないか
- 問い合わせ先の電話番号が同じでないか
複数のサービスを併用すること自体は問題ありません。
避けたいのは、運営元が同じだと知らないまま同じ求人に二重で応募してしまう状態です。
塾講師向けの転職エージェント・転職サイト選びのコツ
塾の求人は職種の幅も勤務の場所も広く、扱っている範囲はサービスによって差があります。
転職エージェント・転職サイトの利用を考えていても、どのサービスに登録すればいいか迷っている方もいるのではないでしょうか。
そこで、この章では、登録先を選ぶ際のコツを3つの軸をまとめました。
- 講師以外の職種まで扱っているかで選ぶ
- 在宅やオンラインで教える求人を扱っているかで選ぶ
- 給与がコマ給か月給かを見分けられるかで選ぶ
3つとも当てはまるサービスは多くないので、足りない部分を別のサービスで補う前提でいるといいですよ。
コツ1、講師以外の職種まで扱っているかで選ぶ
講師以外の職種まで扱っているかどうかで選びましょう。
塾の求人には、授業を担当しない仕事も含まれていて、扱う職種の幅にはサービスごとの差があるからです。
教える仕事に関わり続けたい気持ちがあっても、体力や生活の時間帯を理由に授業から離れる選択をする人はいます。
塾業界には教材を作る仕事や、自習室で質問に答えるチューター、教室の事務を担う仕事があります。
こうした職種を扱っていないサービスに登録すると、選択肢が講師と運営職の2つに絞られてしまいますよ。
塾に関わる仕事には、次のようなものがあります。
- 教材の作成や問題の編集
- 答案の添削と採点
- 自習室で質問に答えるチューター
- 教室の受付と事務
- 模擬試験の運営や試験監督
授業を持たない仕事は募集の数が多くないため、求人一覧に選択肢が用意されていないと探し出せません。
将来的に授業へ戻る道も残しておきたい場合は、両方の求人を扱うサービスを選んでおくと動きやすくなります。
コツ2、在宅やオンラインで教える求人を扱っているかで選ぶ
在宅やオンラインで教える求人を扱っているかどうかで選びましょう。
塾の授業は教室で行うものだけではなくなっていて、勤務する場所が求人の条件として分かれているからです。
映像授業やオンライン指導が広がり、自宅から画面越しに授業をする働き方が募集求人として出るようになりました。
通勤の時間がかからないぶん、夜に家を空けにくい事情がある人でも続けやすくなります。
ただし在宅勤務可やオンライン指導といった条件は、絞り込みの項目として用意しているサービスとそうでないサービスがあります。
勤務する場所は、求人票の中で次のように書き分けられていますよ。
- ●教室勤務
- 校舎に出勤して対面で授業をします。担当する校舎が固定か複数かで働き方が変わります。
- ●オンライン指導
- 画面越しに授業をします。教室に出勤する日が別に決められている場合もあります。
- ●在宅勤務可
- 教材の作成や添削など、授業以外の業務を自宅で行える求人に付く条件です。
- ●家庭教師
- 生徒の自宅へ訪問します。移動にかかる時間の扱いは契約によって違います。
同じ授業でも、オンラインと対面では準備の仕方も生徒との距離の取り方も変わります。
求人票に勤務する場所が書かれていない場合は、面接の前に確かめておくと入社後のずれを防げます。
コツ3、給与がコマ給か月給かを見分けられるかで選ぶ
給与がコマ給か月給かを見分けられるかどうかで選びましょう。
塾の給与は授業1コマあたりで決まる場合があり、月給の求人と単純に比べられないからです。
コマ給は、授業を担当した分だけ支払われる形なので、担当するコマ数が減る時期は収入も下がります。
月給制であっても、授業以外の業務がどこまで含まれるかは塾によって異なります。
この違いを検索の段階で分けられるかどうかで、求人の読み比べにかかる時間が変わります。
給与の形は、次のように整理すると比べやすくなります。
| 給与の形 | 確かめること |
|---|---|
| コマ給 | 1コマあたりの単価と、担当できるコマ数の見込み |
| 時給 | 授業以外の時間が支払いの対象に含まれるかどうか |
| 月給 | 固定残業代の有無と、そこに含まれる時間数 |
| 年俸 | 賞与が年俸に含まれているか、別に支給されるか |
コマ給の求人でも、研修や打ち合わせの時間が別に支払われる塾はあります。
支払いの対象になる時間の範囲は求人票に書かれていないことが多いので、確認は応募前に済ませておきたいところです。
塾講師の求人を読む前に知っておきたい業界の仕組み
塾の求人は、同じ仕事に見えても契約の相手と給与の決まり方が違うことがあります。
背景にある業界の仕組みを押さえておくと、求人票の言葉が読み解けるようになります。
- 塾講師の求人には4つの雇われ方がある
- 教室長になると特定商取引法に基づく実務が加わる
- 授業時間以外の扱いは行政が業界に是正を求めた
求人を読む前に目を通しておくと、条件の比べ方が変わりますよ。
仕組み1、塾講師の求人には4つの雇われ方がある
塾講師の求人には、4つの雇われ方があります。
勤務先の塾に直接雇われる形だけでなく、人材会社に雇われる形や、雇用契約を結ばない形もあるからです。
同じ教室で同じ生徒を教えていても、給与を払う相手と評価をする相手が人によって違うことがあります。
契約の相手が違えば、社会保険の加入や有給休暇の扱い、次の契約が続くかどうかの決まり方も変わります。
求人サイトの雇用形態の欄が細かく分かれているのは、この違いが実際に存在するからです。
塾業界で見かける雇われ方は、次の4つに整理できます。
- ●塾に直接雇われる正社員
- 専任講師や教室長として月給で働きます。異動や昇進の対象になり、教室の運営を任される場合もあります。
- ●塾に直接雇われる非常勤講師
- 時間講師とも呼ばれ、担当した授業に応じて支払われます。契約期間が区切られていることが多い形です。
- ●人材会社に雇われて塾で働く派遣
- 雇用契約の相手は人材会社です。勤務地や仕事の範囲が契約で決まり、塾の異動には基本的に含まれません。
- ●雇用契約を結ばない業務委託
- 家庭教師やオンライン指導で多い形です。労働時間の管理や社会保険の扱いが雇用とは異なります。
このほかに、一定期間を派遣で働いてから双方の合意で直接雇用に切り替える、紹介予定派遣という形もあります。
働き方を変えたいのか、勤務先を変えたいのかによって、選ぶべき契約の形は変わってきます。
仕組み2、教室長になると特定商取引法に基づく実務が加わる
教室長になると、特定商取引法に基づく実務が加わります。
学習塾は特定商取引法で「特定継続的役務」の一つに指定されていて、契約の手続きに法律上の決まりがあるからです。
指定されているのは、「エステティック」「美容医療」「語学教室」「家庭教師」「学習塾」「結婚相手紹介サービス」「パソコン教室」の7つです。
学習塾の場合、期間が2ヶ月を超え、契約金額の総額が5万円を超えるものが対象になります(※1)。
この金額は授業料だけでなく、入学金・教材費・関連商品の販売まで含めた総額で判断されますよ。
対象になる契約では、塾側に次の対応が求められます。
- 契約前に概要書面を交付する
- 契約時に契約書面を交付する
- 契約書面を受け取った日から8日間はクーリング・オフを受け付ける
- 期間内はいつでも理由を問わない中途解約に応じる
対象の範囲には細かい線引きがあり、幼稚園や小学校に入るためのいわゆるお受験対策は含まれません。
浪人生だけを対象にしたコースも対象外ですが、高校生と浪人生の両方が含まれるコースは全体として対象になります(※1)。
(※1)消費者庁「特定商取引法ガイド」特定継続的役務提供
仕組み3、授業時間以外の扱いは行政が業界に是正を求めた
授業時間以外の扱いは、行政が学習塾業界に是正を求めてきました。
授業の準備や片付けにあたる時間に賃金が支払われないという実態が、国の調査で明らかになったからです。
2015年12月25日、厚生労働省は文部科学省と連携し、学生アルバイトの多い業界団体に対して労働基準関係法令の遵守と自主的な点検を要請しました(※2)。
きっかけになった調査では、労働条件の明示が適切になされなかった、準備や片付けの時間に賃金が支払われなかったという回答が寄せられています。
学習塾業界はこのとき、他の業界と明確に区別されて要請を受けています(※2)。
この経緯を受けて、業界では次のような取り組みが行われてきました。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1999年 | 学習塾業界における事業活動の適正化に関する自主基準を制定 |
| 2012年 | 学習塾認証制度を開始 |
| 2015年 | 厚生労働省が学生アルバイトの労働条件について業界団体に要請 |
| 2016年 | 安心塾バイト認証制度を開始 |
「安心塾バイト認証制度」は、アルバイトの労働条件を対象にした制度なので、正社員の待遇をそのまま保証するものではありません。
ただし授業以外の時間をどう扱うかという論点が、業界全体で問われてきたことは押さえておきたいところです。
(※2)公益社団法人全国学習塾協会「安心塾バイト認証制度」
塾講師の転職サービスを利用する際の7つのステップ
転職サービスを使って塾の求人に応募するときは、登録してすぐ応募できるわけではなく、いくつかの段階を踏むことになります。
ここでは塾講師の転職活動を7つのステップに分けて、それぞれで何をするかを順に説明します。
各ステップで押さえておきたい観点をまとめました。
- 自分の希望する職種と雇用形態を整理する
- 塾講師向けの転職サービスに登録する
- キャリアアドバイザーとの面談で条件を具体化する
- 希望に合う塾の求人を紹介してもらう
- 応募書類を整えて選考に進む
- 面接と模擬授業を受ける
- 内定後に労働条件を確認して入社準備を行う
ステップ1、自分の希望する職種と雇用形態を整理する
サービスに登録する前に、どの職種をどの雇用形態で探すのかを決めておきます。
塾講師の求人は講師と教室長で業務内容が異なり、雇用形態も正社員・非常勤・業務委託・派遣まで分かれているため、整理せずに動くと紹介される求人が合わなくなります。
職種では、授業中心の講師で続けるのか、授業に加えて運営業務の入る教室長を目指すのかを決めます。
雇用形態では、長期で働きたいのか授業コマだけ受け持ちたいのか、腰を据えて正社員で動くのか副業的に業務委託で動くのかを分けましょう。
塾講師ステーションキャリアは、職種と雇用形態の両方で検索条件を切り分けられるので、自分の希望を試しに入力してどのくらいの求人があるかを見るのに向きます。
教えるシゴトは、自分で求人を探す使い方と担当者から紹介を受ける使い方の両方があり、整理の段階で片方だけでは絞りにくいときに併用しやすいサービスです。
希望が複数あって絞りきれないときでも、第一希望と第二希望を書き出しておくと、後の面談で担当者に伝えるときの食い違いが減ります。
ステップ2、塾講師向けの転職サービスに登録する
決めた条件に合いそうな転職エージェント・転職サイトを2~3件選んで登録します。
塾講師向けのサービスは雇用形態や塾のタイプで取り扱いが分かれているため、1社だけだと希望の求人が出てこないことがあり、特性の違うサービスを組み合わせる形になります。
塾講師専門の求人サイトは掲載数が多く、自分で検索して応募する使い方に向きます。
派遣や紹介予定派遣を扱うサービスは、単発授業や短期から始めたい場合の候補です。
スカウト型のサービスは登録しておけば向こうから声がかかる形で、在職中にゆるく情報を集めたいときに向きます。
具体例として、塾講師JAPANは塾のタイプ別で絞り込めるため、個別指導か集団指導かが決まっているときに探しやすくなっています。
塾のお仕事紹介サービスは、派遣や紹介予定派遣という入り方を選べるため、直接雇用の前にお試しで働きたい場合の候補になるでしょう。
複数のサービスに登録するときは、同じ時期に大量の求人提案が来ないよう、まず2~3社から始めて様子を見るのが現実的です。
ステップ3、 キャリアアドバイザーとの面談で条件を具体化する
エージェント型のサービスを使う場合は、担当者との面談で希望条件を細かく伝えます。
塾講師の転職では、塾内に残るか塾外へ出るかで扱われる求人の範囲が変わるため、面談の時点で方向性を伝えておかないと紹介される求人が広がりすぎてしまいます。
面談では、希望する雇用形態と年収のほか、担当する校舎のエリア、授業コマ数の希望、授業以外の業務の受け入れ範囲まで伝えましょう。
経験が浅い場合は、希望より経験に合う求人を提案されることがあり、どこまで譲れるかを決めておくと話が早く進みます。
具体的には、リクルートエージェントは、塾の外の選択肢も一緒に相談できるため、塾を離れる方向まで含めて検討したいときに向きます。
教育転職ドットコムは教育業界に特化した担当者がつくため、塾内に残る前提での条件調整に向きます。
面談後にメールで届く求人提案は、応募するものと見送るものを早く返事するほど、次の提案も早く届きます。
ステップ4. 希望に合う塾の求人を紹介してもらう
面談で伝えた条件をもとに、担当者から求人の紹介を受けます。
塾講師の求人は塾の種類が多岐にわたるため、自分で検索するだけでは見つからない求人が担当者経由で届くこともあり、サービスごとに扱う塾の顔ぶれが変わります。
紹介される求人には、求人サイトでは公開されていない非公開求人が混ざることもあります。
公開求人と非公開求人の両方を見比べて、応募先を絞り込みましょう。
たとえば、EMPSは、私立学校と塾・予備校などの求人を扱っているため、塾だけでなく私学の非常勤枠まで含めて候補を集められます。
教育ジョブは、通信制高校の求人を扱っているサービスで、塾から通信制の教育現場に移りたいときの候補です。
紹介された求人のなかで迷ったときは、担当者に過去の採用実績や雇用後の勤務実態を質問して、求人票だけでは分からない情報を集めてください。
ステップ5、応募書類を整えて選考に進む
履歴書と職務経歴書を整えて、紹介された求人に応募しましょう。
塾講師の職務経歴書は、授業の担当範囲と担当生徒数、合格実績まで書く形式が多く、他の業界に比べて実績の数字を具体的に求められます。
書類では、担当した学年と教科、授業形式(個別・集団)、1週間あたりの授業コマ数、合格実績を明記します。
教室長の経験がある場合は、生徒数と売上規模、面談対応件数まで書くと伝わりやすくなりますよ。
たとえば、Education Careerは塾の外にある教育の仕事まで視野を広げられるサービスで、塾講師から教材作成や教育企画に軸をずらしたい場合に書類の方向性を考える際の相談先になります。
まなびきゃりあは、異業種から塾講師に移った人の事例を扱っており、未経験で塾講師を目指す場合の書類の書き方を参考にできます。
書類を複数の求人に流用するときは、職務経歴書の書き出しだけを応募先に合わせて差し替えると志望度が伝わりやすくなりますよ。
ステップ6、面接と模擬授業を受ける
書類が通過した後は面接に加えて、塾講師特有の模擬授業に進みます。
塾の選考では、面接の後に実際に授業をする模擬授業が課されることが多く、授業の進め方や生徒への声かけまで評価されるため、普段の授業とは別の準備が必要です。
模擬授業の課題は事前に出される場合と、面接当日に教科書の該当範囲が渡される場合があります。
「板書の書き順」「生徒役への発問」「時間配分」「まとめ」の3点を押さえておくと、基本の評価は得られます。
コスモは、研修を受けてから教育の現場で働けるサービスで、ブランクがあって模擬授業に不安がある場合の候補におすすめです。
塾ワークは、第二新卒というカテゴリから求人をたどれるサービスで、未経験で模擬授業の経験がない状態からでも応募できる求人が集まっています。
模擬授業の後には想定外の質問をされる場面もあるため、答えに詰まった時には「後で確認します」と返せる準備をしておくと焦りが減ります。
ステップ7、 内定後に労働条件を確認して入社準備を行う
内定が出たら、入社前に労働条件通知書で詳細を確認しましょう。
塾講師の雇用契約では授業時間以外の扱いが論点になりやすく、授業の準備や生徒対応の時間が給与に含まれるかを書面で確認しておかないと入社後にずれが出ます。
労働条件通知書では、「給与の形式」「授業以外の業務の時間給の有無」「年間の授業コマ数の見込み」「研修期間の給与の扱い」まで確認します。
コマ給の場合は、休講日の扱いも併せて見るようにしてください。
塾講師キャリアは、非常勤や業務委託まで含めた求人を扱っているサービスで、授業コマ数と単価の相場を調べ直すときに参考にできます。
教育転職ドットコムは、教育業界特化の担当者が付くサービスで、内定を受けるかどうかの判断で迷ったときの相談先として使えますよ。
入社日の調整では、現職の講習期間(春期・夏期・冬期)を外して引継ぎが済む時期を選ぶと退職後のトラブルが減ります。
塾講師の転職に関するよくある質問と回答
塾業界への転職を考えるときに寄せられる、よくある質問と回答をまとめました。
気になる質問からチェックしてみてくださいね。
教員免許がなくても塾講師として働けます。
学習塾は学校教育法に基づく学校ではないため、指導にあたって免許を求める決まりがありません。
求人でも教員免許を必須とせず、担当したい教科の学力と指導への意欲を条件にしているものが多く見られます。
通信制高校のように免許が要る職場もあるので、教育業界の中で応募先を広げるときは募集要項の応募資格を先に確かめておきましょう。
同じ言葉でも塾と学校では指すものが違います。
塾では正社員を専任講師、授業ごとに働く人を時間講師や非常勤講師と呼ぶことが多くなっています。
学校の求人では専任教諭・常勤講師・非常勤講師という3つの区分が使われ、専任教諭が学校に籍を置く正規の教員にあたります。
学校の求人も見るつもりなら、この呼び名の対応を控えたうえで検索の条件を設定してみましょう。
未経験を対象にした募集は多くあります。
求人サイトの絞り込み条件にも、未経験の人を対象にした項目が用意されています。
大学時代のアルバイトで塾に関わっていた場合は、その経験を職歴として評価する募集もあります。
未経験を条件にした求人だけを表示して、研修の期間や内容がどこまで書かれているかを見比べてみてください。
求職者が費用を負担することはありません。
紹介の場合は採用が決まった塾から紹介料が支払われる仕組みで、求人サイトも掲載する塾が費用を負担しています。
登録料や相談料を求められることはないので、複数のサービスに登録して比べても負担は増えません。
費用がかからない分だけ気軽に相談できるので、迷っている段階でも一度話を聞いてみてはいかがでしょうか。
