
公共コンサルへの転職を考えて求人を探し始めると、思っていたものと違う募集ばかりで戸惑うことがあります。
原因は、公共コンサルという言葉が3つの違う仕事を指して使われているためです。
政策や制度を考える仕事、インフラを調査・設計する仕事、そして官公庁の側に立って発注を支える仕事。
どれも公共コンサルと呼ばれていますが、求められる経験も、求人カテゴリの場所も別々です。
求人検索で選択するのも、「パブリックセクター」「公共・政策」「地方創生」「発注者支援業務」など、サービスごとにばらばらです。
求人検索の仕方が分からないまま1社だけで探すと、ヒットする求人はごく一部にとどまります。
そこで当記事では、公共の求人を実際に扱っているおすすめの転職エージェント&サイト14社を厳選紹介します。
目的別におすすめのサービスや、サービス選びのポイント、公務員から移るときに確認しておきたい決まりまで解説しますので、転職活動する際の参考にしてください。
公共コンサルに強い転職エージェント&サイト14社の特徴・サービス内容
公共の求人を実際に扱っている14社の転職エージェント&サイトをまとめました。

ファームやシンクタンクの公共部門を狙う人に向いたコンサル特化のサービスから、官と民を行き来する動きを扱うサービスなど、官公庁の公募まで掲載しているサービスを集めました。
同じ公共でも扱う求人は違うので、自分の希望に近いところから読み進めてみてください。
【MyVision】シンクタンクとファームを並べて選考対策したい人に向いている
- ファームごとのパブリックセクターの特徴を一覧で解説
- 総合系とシンクタンク系を分けた業界解説ページあり
- 公共領域出身者の転職支援を専門にするエージェントが在籍
MyVisionは、シンクタンクとファームを並べて選考対策したい人に向いています。
公共の仕事を扱う会社を総合系とシンクタンク系に分けたうえで、会社ごとにパブリックセクターでの立ち位置を書き分けているからです。
たとえば、デロイト・トーマツ・コンサルティングは、官公庁・自治体向けDXや制度設計支援。
KPMGコンサルティングは、ガバナンス・リスク領域を含む公共分野です。
三菱総合研究所は、社会課題・政策分野の調査と制度設計、NTTデータ経営研究所は行政DXやIT政策支援、というように整理されています。
同じ「公共に強いファーム」でも、制度をつくる側に寄っているのか、調査と提言に寄っているのかで、入ってから書く資料の中身が変わります。
志望動機を練る前に違いを押さえておくと、面接で聞かれたときの答えがぶれません。
コンサル業界の解説そのものも、戦略・総合・IT・シンクタンクという種別ごとに分けて用意されています。
シンクタンク系は短期的な成果よりも中長期の提言が重視され、レポートの質や論理構成が厳しく求められる、といった性格の違いまで書かれていますよ。
ケース面接やWebテストの対策ページも用意されているのもポイントです。
選考の準備をどこから始めればよいか迷っている方は、まず狙うファームの型を1つに決めて、そこから対策に入ってみてくださいね。
| サービス形態 | エージェント型(キャリアアドバイザーが求人を紹介) |
|---|---|
| 対応領域 | 戦略系・総合系・IT系・シンクタンクなどのコンサルティングファーム |
| 対応エリア | 全国(オンライン面談に対応) |
| 運営会社 | 株式会社MyVision |
| 公式サイトURL | https://my-vision.co.jp/ |
(※)MyVisionの自社公表値:2026年8月時点
【AXIS Agent】コンサルタントとして働きながら次のファームを探したい人に向いている
- 現役コンサルタントの転職サポート期間は平均3年(※)
- 創業から20年、10,000人以上の現役コンサルタントを支援(※)
- コンサル業界・PE/VC業界・事業会社のCxOクラスに強み
AXIS Agentは、コンサルタントとして働きながら次のファームを探したい人に向いています。
現役コンサルタントの支援期間が平均3年と長く、すぐ動かない前提の相談から始められるからです(※)。
公共の領域は、多くのファームの中では部門のひとつとして置かれています。
そのため「公共をやりたい」と決めても、いま在籍しているファームでの異動が先か、公共に強い別のファームへ移るのが先かという判断が必要です。
長い付き合いを前提にしたエージェントであれば、案件のアサインが変わるタイミングまで含めて相談できます。
ポストコンサルやCxOクラスへの道も扱っているので、公共の経験を積んだ先の進路まで並べて考えられるのも利点です。
扱う領域はコンサルティング業界だけではありません。
PE・VC業界や、事業会社のCxO・部長クラスのポジションも対象で、コンサルティングを離れた後の進路まで同じ窓口で相談できます。
いますぐ転職するかを決めきれていない段階なら、まずはキャリアプランの相談として登録しておくのも一つの手ですよ。
| サービス形態 | エージェント型(キャリアアドバイザーが求人を紹介) |
|---|---|
| 対応領域 | コンサルティング業界、PE・VC業界、事業会社のCxO・部長クラス |
| 対応エリア | 全国(東京本社・大阪オフィス) |
| 運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 |
| 公式サイトURL | https://www.axc.ne.jp/ |
(※)アクシスコンサルティングの自社公表値:2026年8月時点
【ワークポート】自治体を相手にする仕事から探したい人に向いている
- 職種に自治体営業・官公庁営業あり
- 官公庁・自治体・団体職員の求人も別に用意
- 47都道府県から勤務地を選んで検索可能
ワークポートは、自治体を相手にする仕事から探したい人に向いています。
職種のカテゴリに自治体営業・官公庁営業が独立して置かれているからです。
行政を相手にする仕事は、コンサルタントの肩書きが付くものばかりではありません。
自治体に自社のサービスを提案する営業職、官公庁向けのシステムを担当する職種など、行政を顧客とする仕事は職種名の側から探せます。
公共の知識を活かしながら、コンサルタント以外の道も並べて比べられますよ。
教員・公務員・その他専門職のカテゴリには、官公庁・自治体・団体職員が入っていて、民間から行政の側へ移る求人も同じサイトで扱われています。
履歴書と職務経歴書を作成するツールも用意されているため、公務員の職務をどう書き出せばよいか迷う段階でも、形式から整えていけますよ。
勤務地は47都道府県から選べるので、地元の自治体に関わる仕事を探したい方は、居住地と職種を組み合わせて検索してみてくださいね。
| サービス形態 | エージェント型(転職コンシェルジュが求人を紹介) |
|---|---|
| 対応領域 | IT・営業・事務・技術職など。自治体営業・官公庁営業、官公庁・自治体・団体職員のカテゴリあり |
| 対応エリア | 全国(札幌・仙台・東京・横浜・名古屋・大阪・福岡ほかに拠点) |
| 運営会社 | 株式会社ワークポート |
| 公式サイトURL | https://www.workport.co.jp/ |
【JACリクルートメント】公共・政策の専門チームに相談したい人に向いている
- コンサルティングの専門領域に公共・政策とシンクタンクのカテゴリあり
- 戦略・業務改革・IT・デジタルなど領域ごとに担当が分かれる
- 採用企業と直接やり取りする両面型のコンサルタントが担当
JACリクルートメントは、公共・政策の専門チームに相談したい人に向いています。
コンサルティングの領域を9つに分けたうえで、公共・政策とシンクタンクをそれぞれ独立したカテゴリとして置いているからです。
「戦略」「業務改革」「IT/デジタル」「組織/人事」「財務/会計/ガバナンス」と並ぶ形で、公共・政策があり、監査法人やシンクタンクも別立てになっています。
領域ごとに担当者が分かれているので、公共の案件がどんな体制で回っているかまで踏み込んだ話ができるでしょう。
転職の決定事例には、公共インフラ領域のディレクターや公共インフラアドバイザリーの責任者といった、部門を率いる立場のポジションも含まれています。
プレイヤーとしてではなく、チームを持つ側で公共に関わりたい方の選択肢も見えてきます。
担当するコンサルタントは、求職者と採用する企業側とも直接やり取りする両面型を採用。
求人票に書かれていない体制や、チームがいま抱えている問題まで踏み込んだ話が出てくるのはこのためです。
管理職まで視野に入れて動くなら、まずは公共・政策から求人を探して、どの階層で募集が出ているかを確かめてみるとよいですね。
| サービス形態 | エージェント型(両面型のコンサルタントが担当) |
|---|---|
| 対応領域 | コンサルティングは戦略・業務改革・IT/デジタル・組織/人事・財務/会計/ガバナンス・サステナビリティ/ESG・公共/政策・監査法人・シンクタンクの9区分 |
| 対応エリア | 全国(海外拠点とのネットワークあり) |
| 運営会社 | 株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント |
| 公式サイトURL | https://www.jac-recruitment.jp/ |
【コトラ】パブリックセクターの領域から求人を探したい人に向いている
- パブリックセクターを金融機関・コンサル・企画・デジタル/DXの4領域で掲載
- 金融・コンサル・IT・経営層(CXO)の求人を横断して紹介
- 平日夜間や土曜日の面談に対応
コトラは、パブリックセクターの領域から求人を探したい人に向いています。
公共に関わる求人を、4つの大きな領域とその下の細かい領域に分けているからです。
大きな領域は、パブリックセクターの「金融機関」「コンサル」「企画」「デジタル/DX」の4つ。
その下に、「PPP/PF」「政策立案・実行支援」「ITコンサル」「政策渉外」「公共機関」「DX企画」といった領域があります。
領域がここまで割れていると、求人票を1件ずつ開かなくても候補を絞り込めますよ。
PPP/PFIだけを見る、政策渉外だけを見るといった探し方ができるのは、この細かさがあるからです。
面談は平日の夜間や土曜日にも設定でき、オンラインや電話も選択可能。
役所や現職の勤務時間中に動きにくい方でも進めやすいでしょう。
マイナンバーを軸にした行政のデジタル化に関わるものや、地域共生や地方創生の専門性を高めながら原子力・エネルギー政策の企画に関わる求人など、扱っている求人も幅があります。
まずはパブリックセクターの4領域をチェックして、自分の関心がどこにあるのかを確かめるところから始めてみてください。
| サービス形態 | エージェント型(キャリアアドバイザーが求人を紹介) |
|---|---|
| 対応領域 | 金融・コンサル・IT・経営層(CXO)。パブリックセクターは金融機関・コンサル・企画・デジタル/DXの4区分 |
| 対応エリア | 全国(オンライン・電話での面談に対応) |
| 運営会社 | 株式会社コトラ |
| 公式サイトURL | https://www.kotora.jp/ |
【ムービン・ストラテジック・キャリア】公共コンサルの全体像をつかんでから動きたい人に向いている
- コンサルティングテーマの領域に公共・官公庁と地方創生あり
- 公共コンサルタントの求人特集を自社で公開
- まちづくりコンサル転職・地方公務員からのコンサル転職の特集も用意
ムービン・ストラテジック・キャリアは、公共コンサルの全体像をつかんでから動きたい人に向いています。
公共コンサルタントの求人特集を自前で持っていて、どんなファームがどんな体制で採用しているかを読んでから相談に進めるからです。
特集では、どのファームがどんなチームで人を採っているかが募集ごとに書かれています。
求人を探す入り口も、「公共・官公庁」「地方創生」「社会課題解決」といったテーマで分かれていて、まちづくりや地方公務員からの転職といった切り口の特集も別に用意されていますよ。
公共コンサルという言葉の中に何種類の仕事が含まれるのかが、登録前の段階でも見えてくるでしょう。
コンサル転職の支援実績は30年連続で1位を獲得(※)。
募集を出しているファームの名前も特集の中で示されているので、いくつか紹介しますね。
- PwCコンサルティングの公共・官公庁コンサルチーム
- EYストラテジー・アンド・コンサルティングの官公庁・独立行政法人向けチーム
- 野村総合研究所の公共・社会システム領域
自分が惹かれているのは政策づくりなのか地域そのものなのか、特集を読み比べて言葉にしてから面談に臨むのがおすすめですよ。
| サービス形態 | エージェント型(キャリアアドバイザーが求人を紹介) |
|---|---|
| 対応領域 | コンサルティングファーム全般。公共・官公庁、地方創生、社会課題解決などテーマ別の特集あり |
| 対応エリア | 全国(大阪・福岡・名古屋のコンサル求人特集あり) |
| 運営会社 | 株式会社ムービンストラテジックキャリア |
| 公式サイトURL | https://www.movin.co.jp/ |
(※)厚生労働省 職業安定局よりコンサル特化型転職エージェント支援実績数比較
【VOLVE】官と民を行き来するキャリアを考えたい人に向いている
- 中央省庁への転職カウンセリングを単独のサービスとして提供
- 公共セクターへの転職と公共セクターからの民間転職の両方に対応
- 中央省庁や自治体を経験したメンバーが在籍
VOLVEは、官と民を行き来するキャリアを考えたい人に向いています。
公共コンサルで働いた先に、官の側へ移るという選択肢まで含めて相談できるからです。
公共コンサルは、官公庁を顧客としながらも民間企業に所属する仕事です。
経験を重ねるうちに、支援する側ではなく行政の内側で動きたいと考える人も出てきます。
VOLVEは、民間から公共セクターへ入る道と、公共セクターから民間へ出る道の両方を同じ窓口で扱っています。
中央省庁への転職カウンセリングも単独のメニューとして置かれているため、片道だけを前提にした相談先とは出てくる選択肢の幅が違いますよ。
在籍しているメンバーにも、中央省庁や自治体を経験した人、ファームで中央省庁や自治体を担当してきた人が名を連ねています。
役所の意思決定の進み方を一から説明しなくても話が通じる相手に、いまの立ち位置から相談してみてはいかがでしょうか。
| サービス形態 | エージェント型(キャリアアドバイザーが求人を紹介) |
|---|---|
| 対応領域 | 公共セクターへの転職と、公共セクターから民間企業への転職の双方向 |
| 対応エリア | 全国(オンライン面談に対応) |
| 運営会社 | 株式会社VOLVE |
| 公式サイトURL | https://volve.co.jp/ |
【Gov2Career】公務員の経験を民間でどう使うか相談したい人に向いている
- 公務員からの転職に特化したキャリア支援サービス
- 公共領域のコンサルタント・渉外職などの求人を掲載
- 公務員から公務員へ移る選択肢も含めて解説
Gov2Careerは、公務員の経験を民間でどう使うか相談したい人に向いています。
扱っているのが公務員から動く人の求人だけで、いままでの経歴をあらかじめ織り込んだ状態で話が始まるからです。
掲載されている求人には、インダストリーコンサルタント(公共・公益)、官公庁や自治体を対象とした渉外業務、法案の作成に関わる業務や政策の企画立案といったものがあります。
役所で担当していた分野が、そのまま民間側の職種名になっている求人が見つかりますよ。
転職事例には、国家公務員の総合職課長補佐といった、転職前の立場が階級まで書かれています。
同じ役所の中でも、どの階級から動く人が多いのかが見えてくるでしょう。
運営しているのは、自治体向けの事業を手がける企業です。
公務員の専門性を民間でも活かしてもらうという考え方から立ち上げられたサービスで、事例やデータをもとにした支援を掲げています。
公務員から公務員へ移る道にも触れているので、民間に絞りきれていない段階の方こそ、事例を一通り読んでから相談に進んでみてくださいね。
| サービス形態 | エージェント型(キャリアアドバイザーが求人を紹介) |
|---|---|
| 対応領域 | 公務員経験者の民間転職。公共領域のコンサルタント・渉外職など |
| 対応エリア | 全国(オンラインでの相談に対応) |
| 運営会社 | 株式会社パブリックコネクト |
| 公式サイトURL | https://gov2career.jp/ |
【コンコードエグゼクティブグループ】シンクタンクの選考を志望先ごとに対策したい人に向いている
- 求人のジャンルにシンクタンクのカテゴリあり
- シンクタンクの経営コンサル部門から政策研究部門まで求人を掲載
- 公共分野のコンサルタント求人を実名の分野つきで公開
コンコードエグゼクティブグループは、シンクタンクの選考を志望先ごとに対策したい人に向いています。
シンクタンクを独立したジャンルとして、経営コンサル部門から政策研究部門までを同じ領域に並べているからです。
シンクタンクと一口に言っても、企業向けのコンサルティングで働く部門と、官公庁からの受託調査で政策を研究する部門では、書く資料も評価のされ方も違います。
両方が同じ画面に出てくると、自分が受けようとしているのがどちら側の部門なのかを取り違えずに済みますよ。
社会問題にデジタルで挑む公共分野のコンサルタント募集のように、募集の背景まで書かれた求人も掲載されています。
個別ファームへのインタビュー記事もあり、選考前に社風を読み込んでおきたい方に向いています。
求人の絞り込みには未経験可の条件も用意。
コンサルティングの実務経験がない状態から公共の領域を目指す場合も、対象になる募集を先に切り分けられます。
同じシンクタンクでも部門で仕事が変わりますから、気になる求人が出てきたら、どの部門の募集なのかを担当者に確かめてから応募を決めてみてはいかがでしょうか。
| サービス形態 | エージェント型(キャリアアドバイザーが求人を紹介) |
|---|---|
| 対応領域 | 戦略系・総合系・シンクタンク・IT/デジタル系・FAS系/監査法人・組織/人事系のコンサルティングファーム |
| 対応エリア | 全国(オンライン面談に対応) |
| 運営会社 | 株式会社コンコードエグゼクティブグループ |
| 公式サイトURL | https://www.concord-career.com/ |
【アンテロープキャリアコンサルティング】行政から民間へ移った人の事例を確かめたい人に向いている
- 転職事例に行政機関・地方自治体・独立行政法人の出身者を掲載
- コンサル・金融・投資領域の求人を扱う
- プライバシーマークを取得
アンテロープキャリアコンサルティングは、行政から民間へ移った人の事例を確かめたい人に向いています。
転職事例のページに、行政マネジメント業務や予算策定業務といった役所側の職務名がそのまま並んでいるからです。
「行政機関の行政マネジメント業務」「地方自治体の予算策定業務」「官公庁の人事課職員」といった経歴の方が、コンサルタントや人事コンサルタントへ移った事例が年代つきで載っています。
コンサルティングだけでなく、金融や投資の領域まで幅広く求人を扱っているため、行政で数字を扱ってきた経験が、どの業界でどう評価されるのかを確かめられますよ。
職務経歴書の作り方や、退職の手続きとトラブル事例を解説したページも用意。
役所の中では前例が少ない民間への転職について、手順を確かめながら進めたい方にも向いています。
シンクタンクからコンサルティングファームへ移った事例も掲載されているので、公共の周辺で次の一歩を考えている方は、自分の職務名に近い事例を探してみるとよいですよ。
| サービス形態 | エージェント型(キャリアアドバイザーが求人を紹介) |
|---|---|
| 対応領域 | コンサルティングファーム・金融・投資・事業会社のマネジメント層 |
| 対応エリア | 全国(オンライン面談に対応) |
| 運営会社 | 株式会社アンテロープキャリアコンサルティング |
| 公式サイトURL | https://www.antelope.co.jp/ |
【コンサルGO転職】公共・官公庁の求人を自分で絞り込みたい人に向いている
- 業界の絞り込みに公共・官公庁あり
- フルリモート・一部リモート・常駐の働き方で絞り込み可能
- キャリアアドバイザーの過半数がファーム出身者(※)
コンサルGO転職は、公共・官公庁の求人を自分で絞り込みたい人に向いています。
業界の選択肢に公共・官公庁が用意されていて、担当者と話す前に求人の中身を自分の目で確かめられるからです。
業界の欄には、総合コンサルティング・戦略コンサルティング・シンクタンク・建設/インフラなども並びます。
公共に関わる会社は複数の業界にまたがるので、いろいろと見比べると、同じ領域の募集がどの業界名で出ているかが分かってきますよ。
経験不問の求人だけを表示することもできるので、公共の実務経験がない状態から可能性を探る場合にも役立つでしょう。
職種のカテゴリも細かく分かれており、「戦略コンサルタント」「ITコンサルタント」「DXコンサルタント」「PMO」「データサイエンティスト」など、組み合わせて絞り込めます。
面談の前に自分で条件を動かして相場観をつかんでおくと、相談のときに希望を伝えやすくなりますよ。
| サービス形態 | 求人検索型(自分で条件を絞って探す。無料相談あり) |
|---|---|
| 対応領域 | 総合・IT・戦略コンサル、FAS、シンクタンク、SIer、公共・官公庁、建設・インフラなど |
| 対応エリア | 東京・大阪・名古屋・福岡・横浜・京都・札幌・仙台ほか(リモート求人あり) |
| 運営会社 | フリーコンサル株式会社 |
| 公式サイトURL | https://career.consulgo.jp/ |
(※)2026年5月時点の累計値
【AMBI】20代・30代で官公庁の公募まで視野に入れたい人に向いている
- 官公庁の公募を求人特集として掲載
- 年収500万円以上の求人を扱うスカウト型サービス(※)
- 応募前に合格可能性の判定が届く
AMBIは、20代・30代で官公庁の公募まで視野に入れたい人に向いています。
民間企業の求人と、省庁の公募を特集として扱っているからです。
農林水産省の総合職などの一斉公募、国土交通省の幹部候補となる総合職(事務系・技術系)の公募といった記事が、企業の求人特集と同じ画面で見られます。
公共に関わる仕事を探しているうちに、支援する側ではなく政策をつくる側の募集に出会うことがあります。
地域をまるごとプロデュースする会社のインタビューが地方創生・官民連携の分類で読めるなど、公共と民間の境目にある会社も拾えますよ。
若手のうちは、公共を支援する側と担う側のどちらが自分に合うか決めきれないものです。
応募の前に合格可能性の判定が届く仕組みも用意されているのもポイント。
公共の経験が民間の募集でどう評価されるのかを、応募する前に感触としてつかめます。
両方の募集が同じ場所に出てくるサービスに登録して、届くスカウトから考えてみるのもおすすめですよ。
| サービス形態 | スカウト型(企業やヘッドハンターから声がかかる) |
|---|---|
| 対応領域 | 20代・30代のハイキャリア求人。官公庁の公募や地方創生の企業も掲載 |
| 対応エリア | 全国・海外 |
| 運営会社 | エン株式会社 |
| 公式サイトURL | https://en-ambi.com/ |
(※)AMBIの自社公表値:2026年8月時点
【発注者支援業務ドットコム】発注者の側に立つ仕事を探したい人に向いている
- 発注者支援業務だけを扱う求人・転職サイト
- 工事監督支援業務・積算技術業務・事業促進PPPなど業務名で検索可能
- 業務内容を解説する動画公開
発注者支援業務ドットコムは、発注者の側に立つ仕事を探したい人に向いています。
発注者支援業務だけに絞ったサイトで、求人が業務の名前ごとに分かれているからです。
国土交通省の求人だけでも、「工事監督支援業務」「積算技術業務」「河川巡視支援業務」「施工体制調査業務」「事業促進PPP」といった、項目が並びます。
発注者支援業務は、公共工事の発注者である官公庁の側に立って、監督や積算、審査を担う仕事です。
同じ土木の経験を使いながら、施工する側から発注する側へ立ち位置を変える働き方といえます。
運営会社は、発注者支援業務の経験者が代表を務める建設コンサルタントです。
業務の中身を解説する動画も公開されているので、名前だけでは想像しにくい仕事の実際をつかんでから応募できますよ。
施工管理の経験がある方は、業務の種類を一通りチェックしてみて、どの業務が自分の経験が活かせるのか探してみてくださいね。
| サービス形態 | 求人検索型(業務の種類から探す。転職支援サービスあり) |
|---|---|
| 対応領域 | 発注者支援業務(国土交通省・NEXCO・農林水産省・環境省・都道府県・市区町村の案件) |
| 対応エリア | 全国 |
| 運営会社 | 新建設コンサルタント株式会社 |
| 公式サイトURL | https://8shigyo.com/ |
【RSG建設転職】公共工事の設計・積算の求人を探したい人に向いている
- 公共工事の構造設計・官積算などの求人あり
- 不動産・建設・不動産管理の3業界の求人を提案
- 民間工事から公共工事へ移った転職事例を公開
RSG建設転職は、公共工事の設計・積算の求人を探したい人に向いています。
建設コンサルタントを独立した職種として扱い、公共工事の構造設計や官公庁発注の積算といった求人を扱っているからです。
インフラの調査や設計を担う建設コンサルタントは、公共コンサルという言葉が指すもう一つの世界です。
土木や建築の技術を土台にしながら、発注者である官公庁と直接やり取りする点は、政策側のコンサルティングと共通しています。
「不動産開発」「不動産仕入れ」「建設コンサルタント」「設計」「施工管理」「不動産管理」という、一連の流れも含めて提案しているため、いま施工の側にいる方が設計や積算の側へ移る道も相談できます。
民間工事から公共工事へ移った事例も公開されていますよ。
転職を決めたきっかけや、応募前に不安だった点まで書かれているので、同じ立場から動いた人の判断をたどれます。
技術系の経験を公共の側で活かしたい方は、建設コンサルタントの求人がどんな条件で出ているかを確かめてみてはいかがでしょうか。
| サービス形態 | エージェント型(キャリアアドバイザーが求人を紹介) |
|---|---|
| 対応領域 | 不動産・建設・不動産管理の3業界。建設コンサルタントの職種カテゴリあり |
| 対応エリア | 全国 |
| 運営会社 | 株式会社RSG |
| 公式サイトURL | https://建設転職.jp/ |
目的別にみる公共コンサルの転職におすすめの転職エージェント&サイト
公共に関わる仕事は、政策を描く側だけではありません。
インフラを設計する側、発注者の側に立つ側、地域の現場に入る側と、関わり方はいくつにも分かれます。
ここでは目的ごとに、先ほどの14選には入れていないサービスも含めて紹介します。
気になる関わり方の項目から確認してみてくださいね。
インフラや発注者支援など技術の側から関わりたい方におすすめの転職エージェント&サイト
インフラや発注者支援など技術の側から関わりたい方には、「建職バンク」「シニアジョブエージェント」がおすすめです。
土木や建築の資格と経験を、公共の側で活かす求人を専門に扱っているからです。
建職バンクでは、公共事業の発注者支援の施工管理や、行政・地権者対応を担う土地区画整理士といった求人が見つかります。
土木施工管理技士や建築士など、持っている資格から求人を絞り込める点も使いやすいところです。
シニアジョブエージェントでは、技術士や発注者支援といった分野から求人を探せます。
50代・60代の経験者を歓迎する求人も扱っているが特徴です。
| サービス名 | おすすめ理由 |
|---|---|
| 建職バンク | 公共事業の発注者支援や土地区画整理の求人を掲載。保有資格から絞り込める |
| シニアジョブエージェント | 建設コンサルタントの分野に技術士・発注者支援あり。50代・60代歓迎の求人が中心 |
技術系の経験は、年齢が上がっても公共の側で求められ続ける分野です。
まずは自分の資格でどんな業務に応募できるのかを、確かめてみてはいかがでしょうか。
自治体のDXや公共システムに関わりたい方におすすめの転職エージェント&サイト
自治体のDXや公共システムの分野には、「Geekly」「パソナキャリア」がおすすめです。
行政を顧客とするIT企業の求人を、業種や案件のカテゴリから探せるからです。
Geeklyは、業種の選択肢に地方創生とスマートシティを別々に持ち、社団法人・特殊法人の求人も用意しています。
システムインテグレーターを独立系・ユーザー系・メーカー系に分けて選べるので、公共案件を多く持つ会社の系統から絞り込めますよ。
パソナキャリアは、官公庁・公共機関向けの基盤システム開発プロジェクトで、統括責任者を務めるポジションの求人があります。
開発の現場ではなく、プロジェクト全体を預かる立場の募集ですよ。
| サービス名 | おすすめ理由 |
|---|---|
| Geekly | 業種に地方創生・スマートシティ・社団法人/特殊法人あり。SIerを系統別に選べる |
| パソナキャリア | 官公庁・公共機関向け基盤システムの統括責任者など、管理側のポジションを掲載 |
自治体の基幹業務システムは、標準化の期限に向けて動いており、人手は当面必要とされ続けます。
開発の経験がある方は、公共案件を持つ会社の系統を先に押さえておくとよいですよ。
地域の現場や複業から公共に関わりたい方におすすめの転職エージェント&サイト
地域の現場や複業から関わりたい方には、「複業クラウド for Public」「Glocal Mission Jobs」「DRIVEキャリア」がおすすめです。
転職という形をとらずに、自治体や地域の組織と仕事を始められる入り口があるからです。
たとえば複業クラウド for Publicは、自治体と複業人材をつなぐプラットフォームで、累計250自治体が導入しています(※)。
広報戦略アドバイザーや組織づくりアドバイザーなど、自治体が課題ごとに人を公募しています。
半年程度の実証実験として関わる進め方もありますよ。
Glocal Mission Jobsは、地方企業の経営幹部の求人が中心。
官公庁を元請けとする企業の土木設計コンサルタントや、地域経済活性化支援機構が関わるまちづくり会社の事業責任者候補といった募集も扱っています。
DRIVEキャリアは、NPO・ソーシャルベンチャーの求人サイトです。
運営元は、3か月限定で社会課題解決のプロジェクトに参画する機会や、地域を切り口にした副業の機会も用意しています。
| サービス名 | おすすめ理由 |
|---|---|
| 複業クラウド for Public | 自治体が課題ごとに複業人材を公募。転職せずに行政の仕事に関われる(※) |
| Glocal Mission Jobs | 地方企業の幹部求人が中心。官公庁元請け企業やまちづくり会社の募集も掲載 |
| DRIVEキャリア | NPO・ソーシャルベンチャーの求人サイト。副業や期間限定の参画機会も用意 |
公共の仕事が自分に合うかは、外から想像するより関わってみたほうが早く分かります。
いきなり転職を決めずに、複業や期間限定のプロジェクトから距離を縮めてみるのも一つの手ですよ。
(※)2025年9月末時点
研究や国際協力の分野で公共に関わりたい方におすすめの転職エージェント&サイト
研究や国際協力の分野で関わりたい方には、「JREC-IN Portal」「PARTNER」がおすすめです。
大学・研究機関や国際協力の求人が、民間の転職サイトとは別の場所に集まっているからです。
たとえばJREC-IN Portalは、研究分野の大分類と小分類、勤務地の都道府県から公募を検索できます。
政策の研究に関わるポストは、一般の転職サイトにはほとんど出てこないため、利用価値は高いのではないでしょうか。
PARTNERは、独立行政法人国際協力機構(JICA)が運営する国際協力人材の情報サイトです。
2024年10月からは、JICAのコンサルタント等契約の公示に対する応募受付もPARTNERのサイトで行われています。
開発コンサルタントは、海外の公共インフラや制度づくりを担う仕事で、国内の公共コンサルとは求人の流れ方が違いますよ。
| サービス名 | おすすめ理由 |
|---|---|
| JREC-IN Portal | 大学・研究機関の公募を研究分野と勤務地から検索。政策研究のポストも掲載 |
| PARTNER | JICAが運営する国際協力人材の情報サイト。コンサルタント等契約の公示応募も受付 |
同じ「公共に関わる仕事」でも、求人は分野ごとに分かれています。
国内のファームだけを見て決める前に、研究機関や国際協力の側にどんなポストがあるのかも覗いてみてくださいね。
公共コンサルの転職で転職エージェント&サイトを活用する理由
公共に関する求人は、サービスによって取り扱っている求人が異なります。
自力で求人を探す場合、同じ分野の募集を見逃し、十分に比較できないことがあります。
転職エージェントを利用すれば、コンサルタントが転職をサポートしてくれますよ。
そこで、この章では、転職エージェント&サイトを活用する理由を解説していきます。
- 公共に関する求人がどこに掲載されているのかを教えてもらえる
- 公共部門を持つ会社かどうかを応募前に確かめられる
- 役所の職務経歴を民間の言葉に置き換えてもらえる
1、公共に関する求人がどこに掲載されているのかを教えてもらえる
公共に関する求人がどこに掲載されているのかは、転職エージェントに相談すれば教えてもらえます。
同じ内容の募集でも、サービスによって掲載されているカテゴリが変わるからです。
あるサービスでは「パブリックセクター」という業界に掲載され、別のサービスでは「公共・政策」というコンサルの職種に掲載されています。
「官公庁」という業種の中に紛れていることもあれば、「地方創生」というテーマの特集として組まれていることもあります。
さらに、技術系のサービスでは、「発注者支援業務」という業務の名前がカテゴリになっていますよ。
政策側とインフラ側で、求人の呼び名がまったく違うわけです。
自分で検索するときは、思いついた言葉で1回検索して終わりになりがちです。
条件に合う求人募集があっても、やみくもに探しているだけでは、求人はヒットしません。
転職エージェントに相談すれば、求人の探し方を教えてもらえますよ。
| 業界で探す | パブリックセクター・公共/官公庁・その他(インフラ・教育・官公庁など) |
|---|---|
| 職種で探す | 公共・政策、シンクタンク(コンサルの職種カテゴリの一つとして置かれる) |
| テーマで探す | 地方創生・官民連携・PPP/PFI・政策立案/実行支援 |
| 業務名で探す | 工事監督支援業務・積算技術業務・事業促進PPP |
| 立場で探す | 公共セクターへの転職・公共セクターからの転職 |
求人の探し方が分かると、応募先の会社が仕事をどう位置づけているかも見えてきます。
公共コンサル求人が政策のカテゴリにある会社と、ITのカテゴリにある会社とでは、入ってから求められる動き方が変わるためです。
面談では「自分がやりたいのは、このカテゴリの仕事です」と伝えるより、「このカテゴリとこのカテゴリのどちらに近いですか」と聞くほうが話は早く進みます。
2、公共部門を持つ会社かどうかを応募前に確かめられる
公共部門を持つ会社かどうかは、応募前に確かめられます。
求人票の会社名だけでは、その会社が官公庁の仕事を扱っているかどうかまで分からないからです。
コンサルティング会社の多くは、業種ごとや領域ごとにチームを分けています。
公共を扱うチームがある会社もあれば、民間企業だけを顧客にしている会社もありますよ。
また同じように公共を扱っていても、制度設計に強い会社、行政のデジタル化に強い会社、調査と提言を軸にする会社など力を入れている部分が違います。
さらに、顧客が中央省庁に寄っている会社と、自治体の案件を多く持つ会社という違いもあります。
応募前に確かめておきたいことをまとめました。
- 公共を扱う専門のチームがあるか
- 中央省庁と自治体のどちらの案件が多いか
- 制度設計・デジタル化・調査研究のどれが中心か
- その部門で採用しているポジションの階層
上記のような情報は求人票には書かれていないことが多く、面接で直接聞くのも聞きにくいものです。
担当者が会社ごとの体制を把握していれば、応募前の段階で教えてもらえます。
会社の規模や知名度だけで選ぶと、入ってから「思っていた公共の仕事と違う」となりかねません。
3、役所の職務経歴を民間の言葉に置き換えてもらえる
役所の職務経歴は、民間の言葉に置き換えてもらえます。
公務員の仕事の名前は、そのままでは民間の職種名と対応しないからです。
「予算の査定」「条例の改正」「審議会の運営」「補助金の交付事務」といった仕事は、役所の中では誰にでも通じます。
しかし民間企業の採用担当者が読むと、何ができる人なのかがすぐには伝わりません。
たとえば予算を組み立てる仕事は、民間では事業計画や管理会計に近いです。
制度をつくる仕事は、企業でいえばルールの設計と関係者の調整にあたります。
上記のような言い換えは、自分ひとりで考えると独りよがりになりがちです。
置き換えの型を持っている相手に見てもらうと、自分では気づかない強みが出てくることもあります。
- ●予算の査定・編成
- 事業ごとの費用対効果を判断してきた経験として読み替えられます。
- ●条例や制度の設計
- ルールをつくり、関係者と合意を取り付けてきた経験になります。
- ●補助金の交付事務
- 要件の審査と適正な執行の管理を担ってきた経験として示せます。
- ●住民や事業者との折衝
- 利害の異なる相手との調整を重ねてきた経験にあたります。
置き換えができていない職務経歴書は、書類選考で通過できません。
中身が同じでも、読む側の言葉になっているかどうかで通過率は変わりますよ。
一度自分で書いてから見てもらうと、どこが伝わっていないのかがはっきりします。
完成させてから相談する必要はないので、早めに相談しましょう。
公共コンサルの転職でエージェント&サイトを利用する際に気をつけたいこと
公共に関わる求人は、探す範囲が広いぶん、思っていたものと違う仕事にたどり着くことがあります。
利用する前に、気をつけたいことを知っておくと選び方が変わります。
気をつけたいことは、次の2つです。
- 「公共に強い」の中身が会社ごとに違う
- 求人票の「官公庁向け」がシステム開発を指すことがある
思い当たるものがあれば、ぜひ読んでみてください。
1、「公共に強い」の中身が会社ごとに違う
「公共に強い」という言葉の中身は、会社ごとに違います。
公共という言葉が、政策・インフラ・システムという別々の領域をまとめて指しているからです。
政策の領域で強いというのは、中央省庁や自治体の計画づくりや制度設計を数多く手がけてきたという意味です。
インフラの領域なら、道路や河川の調査・設計の実績を指しますよ。
システムの領域では、自治体の基幹業務システムを構築してきた経験になります。
どれも公共の仕事ですが、必要な資格も、一緒に働く人の出身も違います。
同じ会社の中でも、政策のチームとシステムのチームでは採用の窓口は分かれていることがありますよ。
紹介される求人が自分の想定とくい違うときは、たいていこの取り違えが起きています。
- 「公共に興味があります」だけだと、担当者が扱い慣れた領域に寄る
- 「行政のDXに関わりたい」だと、システム開発側の求人が中心になることがある
- 「まちづくりをやりたい」だと、計画をつくる側と設計する側の両方が返ってくる
- 「政策の立案に関わりたい」だと、中央省庁向けと自治体向けで求められる経験が変わる
担当者に悪意があるわけではなく、公共という言葉が広すぎるために起きるずれです。
伝え方を一段だけ具体的にすると、返ってくる求人の性格は変わります。
自分がどの領域を指して公共と言っているのかを、先に言葉にしておく必要があります。
2、求人票の「官公庁向け」がシステム開発を指すことがある
求人票の「官公庁向け」が、システム開発を指していることがあります。
行政のデジタル化が進み、官公庁を顧客とするIT企業の求人が増えているからです。
「官公庁・公共機関向け基盤システム開発プロジェクトの統括責任者」のような求人は、たしかに公共に関わる仕事です。
ただし中身はシステム開発のプロジェクト管理であり、政策を考える仕事ではありません。
同じように、自治体向けのサービスを売る営業職も「官公庁」のカテゴリに入ります。
行政を顧客とする点は共通していますが、日々の仕事はまったく違います。
求人票のタイトルだけを見て応募すると、面接の場で認識のずれに気づくことになりますよ。
応募先にとっても時間の無駄になってしまいます。
| 求人票の言葉 | 実際の仕事の中身 |
|---|---|
| 官公庁向けコンサルタント | 政策の立案や制度の設計、行政の業務改革を担う仕事 |
| 官公庁向け基盤システム | 行政システムの構築や運用を担うエンジニア・管理職の仕事 |
| 自治体営業・官公庁営業 | 自治体へ製品やサービスを提案し、導入まで支える営業の仕事 |
| 発注者支援業務 | 発注する側の立場で、工事の品質や費用をチェックする仕事 |
見分けるには、仕事内容の欄で誰に何を納めるのかを読むのが早道です。
納品するものが報告書や計画書なら政策側、システムならIT側だと判断できます。
求められる経験の欄も手がかりになります。
開発経験やプロジェクト管理の経験が必須になっていれば、コンサルティングの募集ではありません。
公共コンサル向け転職エージェント&サイト選びのポイント
公共の求人は、扱っている求人によって紹介してもらえる範囲が変わります。
登録先を決める前に、次の2つの視点で見比べてみてください。
- 公共が独立した区分になっているかで選ぶ
- 官から民・民から官の両方向を扱うかで選ぶ
1、公共が独立したカテゴリになっているかで選ぶ
公共が独立したカテゴリになっているかどうかで選びましょう。
カテゴリがないサービスでは、公共の求人が「その他」の中に紛れてしまうからです。
業種の一覧を見ると、公共の扱いはすぐに分かります。
「パブリックセクター」や「公共・官公庁」というカテゴリを独立して置いているサービスもあれば、「その他(インフラ・教育・官公庁など)」とまとめているサービスもあります。
後者の場合、教育機関の求人や電力会社の求人も検索結果に入ってきてしまいますよ。
絞り込んでも公共以外の募集が大量に混ざるため、探す手間が増えてしまうでしょう。
カテゴリの細かさにも差があります。
パブリックセクターの中をさらに政策立案・実行支援やPPP/PFI、デジタル化といった単位に分けているサービスもあり、自分の関心に近い募集だけを見られます。
| カテゴリの状態 | 探すときに起きること |
|---|---|
| 公共が独立したカテゴリにある | 公共の募集だけを一覧できる。関心の近い順に比べられる |
| さらに細かく割れている | 政策・PPP/PFI・デジタル化など、やりたい仕事の単位で絞れる |
| 「その他」にまとまっている | 教育や電力などと混在し、目的の求人にたどり着きにくい |
| カテゴリそのものがない | キーワード検索に頼ることになり、募集の全体像が見えない |
カテゴリの有無は、公共の求人をどれだけ扱っているかの目安にもなります。
数がなければ、わざわざ独立したカテゴリを作る必要がないためです。
登録の前に業種と職種の一覧をチェックして、公共がどこにあるかを確かめておくと迷わずに済みます。
2、官から民・民から官の両方向を扱うかで選ぶ
官から民・民から官の両方向を扱うサービスかどうかも見ておきましょう。
片方向だけを扱うサービスでは、もう一方の選択肢が最初から提案されないからです。
公共に関わるキャリアには、民間から官公庁の側へ入る道もあります。
中央省庁や自治体は、民間経験者を対象とした採用を行っており、幹部候補となる総合職の公募が出ることもありますよ。
自治体では、複業や期間限定の形で外部人材を受け入れる仕組みも広がっています。
転職という形をとらずに、行政の仕事に関わり始める方法です。
こうした選択肢は、民間企業の求人だけを扱うサービスからは出てきません。
両方向を扱うサービスや、官公庁の公募も掲載するサービスを1つ登録しておくと、視野が狭まらずに済みます。
- サービスのメニューに公共セクターへ入る側の導線があるか
- 民間企業の求人と官公庁の募集が同じ検索画面に出てくるか
- 担当者の経歴に行政での勤務経験が書かれているか
- 転職後のキャリアの事例が片道だけになっていないか
いま民間にいる方でも、一度行政の側を経験してから公共コンサルに戻るという進み方があります。
逆に、公務員の方が民間のファームを経てから、任期付きで行政に戻る例もあります。
どちらの方向にも動ける相談先を持っておくと、目の前の転職だけでなく、その次の一手まで含めて考えられるでしょう。
公共コンサルの転職で押さえておきたいこと
公共の仕事は、顧客が国や自治体であるという一点で、民間向けの仕事と成り立ちが違います。
会社が仕事を取る仕組みも知っておくと、求人の見え方が変わります。
- 公共コンサルの仕事は誰の側に立つかで契約の形が変わる
- 官公庁の案件は価格だけでは決まらない
- 案件も採用も年度の区切りで動く
順番に説明していきます
1、公共コンサルの仕事は誰の側に立つかで契約の形が変わる
公共コンサルの仕事は、誰の側に立つかで契約の形が変わります。
同じ「公共の仕事」でも、「政策を考える立場」「施設をつくる立場」「発注者を支える立場」では、結ぶ契約の種類が別だからです。
政策や制度に関わる仕事は、調査や計画づくりの業務委託として発注されます。
成果物は報告書や計画書で、納めた時点で仕事は終わりです。
インフラの調査や設計を担う建設コンサルタントの世界には、国土交通省の登録制度があります。
主に土木に関する21の登録部門について、一定の要件を満たすと国土交通大臣の登録を受けられる仕組みです。
ただし登録の有無に関わらず、建設コンサルタントの営業は自由に行えます(※)。
公共工事の品質確保の促進に関する法律は、公共工事だけでなく「公共工事に関する調査等」も対象に含めています。
設計や調査を担う会社が、工事を請け負う会社と同じ枠組みで語られるのはこのためです。
| 立つ側 | 仕事の形と成果物 |
|---|---|
| 政策を考える側 | 調査や計画づくりの業務委託。報告書・計画書・制度の設計案を納める |
| インフラを設計する側 | 調査・計画・設計の業務。図面や数量計算書を納める。技術者の資格が要る |
| 発注者を支える側 | 発注関係事務の外部委託。役所の側で監督や積算、審査を担う |
自分がどの立場に立ちたいのかで、求められる資格も変わります。
技術士や施工管理技士が必要な世界と、資格を問わない世界が同じ「公共コンサル」という言葉の中に同居しています。
求人を見るときは、社名や肩書きより、その会社が官公庁と何の契約を結んでいるかを見るほうが実態に近づけるでしょう。
2、官公庁の案件は価格だけでは決まらない
官公庁の案件は、価格だけでは決まりません。
公共工事の品質確保の促進に関する法律が、価格以外の要素も考慮して契約するという考え方を基本理念に置いているからです。
同法は、工事や調査の品質が受注者の技術的な能力に負うところが大きいことを踏まえ、経済性に配慮しつつ価格以外の多様な要素も考慮して、価格と品質が総合的に優れた契約がなされるべきだとしています。
そのため公共の案件では、提案の中身と担当する技術者の経歴を提出して選ばれる方式が使われます。
会社の規模ではなく、誰がその案件を担当するのかが評価の対象に入る仕組みです。
働く側にとっては、自分の実績が会社の営業活動に直結するという意味を持ちます。
過去にどんな案件を担当したかが、次の受注の材料になるためです。
- 提案書の作成が仕事の重要な部分になる
- 担当する技術者の経歴が評価の対象に入る
- 個人の実績が会社の受注力の一部になる
- 実績のない分野には参入しにくい構造がある
民間企業向けのコンサルティングでは、関係のある担当者からの紹介や継続的な取引で仕事が続くこともあります。
公共では手続きを経て毎回選ばれる必要があるため、仕事の取り方そのものが違います。
面接で「これまで担当した案件」を細かく聞かれるのも、この仕組みが背景にあるからです。
質問に答えられるよう、自分が関わった案件の名前と役割を整理しておくと役立つでしょう。
3、案件も採用も年度の区切りで動く
公共の案件も採用も、年度の区切りで動きます。
国や自治体の予算が年度単位で組まれ、業務の公示や契約も流れに沿って進むからです。
たとえば国土交通省の地方整備局では、翌年度の発注者支援業務等に関する説明会が前年の12月に開かれ、業務の概要や方針の資料が公開されます。
年度が始まる前に、次の1年の枠組みが示される形です。
働く側から見ると、案件の切れ目が年度末に集中します。
プロジェクトの区切りに合わせて動きたい場合、転職の時期も自然とその周期に寄ってきます。
一方で、公共を扱う会社の採用は通年で行われるのが一般的です。
年度末を待たずに相談を始めても問題はありません。
- 案件の納期が年度末に集中しやすい
- 翌年度の業務の枠組みは前年のうちに示される
- 引き継ぎの都合で退職時期を調整する必要が出る
- 採用の相談自体は時期を選ばず始められる
いま担当している案件を最後まで見届けてから動きたいと考える方は多いものです。
その場合でも、相談だけ先に始めておくと、希望の時期に合わせて求人を紹介してもらえます。
年度末は引き継ぎと退職の手続きが重なりやすい時期でもあります。
逆算して動き始める時期を決めておくと、慌てずに済みますよ。
公務員から公共コンサルへ移るときに確認しておきたい決まり
公共コンサルは、国や自治体と契約を結ぶ会社です。
民間企業一般への転職とは違い、応募先が自分の仕事と関係のある相手になりやすいという事情があります。
- 公共コンサルは「利害関係企業等」に該当することがある
- 規制の外に置かれる立場と経路がある
- 離職後2年間は元の役所の担当から外れる
- 入札の手続きに沿った動きは制限の対象外とされている
国家公務員と地方公務員では扱いが違う部分もあるので、順に見ていきましょう。
1、公共コンサルは「利害関係企業等」に該当することがある
公共コンサルは、「利害関係企業等」に該当することがあります。
「利害関係企業等」の定義に、国等と一定の契約を締結している、または契約の申込みをしようとしている営利企業等が含まれているからです(※1)。
国家公務員法には、現職の職員が利害関係企業等に対して求職活動を行うことを禁じる規定があります。
担当する事務と接点のない会社が相手であれば、規定が問題になることはありません。
ところが公共コンサルは、官公庁から業務を受託することで成り立っている会社です。
自分の担当している事務の相手方に当たる可能性が、他の業界より高くなります。
- その会社が自分の部署から業務を受託しているか
- これから公示する業務に応募してきそうな会社か
- 自分が許認可や補助金の事務で関わっている相手か
- 過去5年のうちに担当していた事務の相手方か
同じファームでも、部門によって関わる省庁が違います。
社名だけで判断せず、自分の担当する事務との距離を具体的に確かめる必要がありますよ。
2、規制の外に置かれる立場と経路がある
規制の外に置かれる立場と経路もあります。
内閣府の再就職等監視委員会が、いくつかの例外を示しているからです(※1)。
役職による例外があり、本省課長補佐級以上に当たらない職員の求職活動は対象から外れます。
経路による例外もあり、官民人材交流センターから紹介された相手との間で行う場合は規制の対象になりません。
さらに、公務の公正性の確保に支障が生じない場合として、委員会の承認を得るという道も用意されています。
| 例外の種類 | 内容 |
|---|---|
| 役職による例外 | 本省課長補佐級以上に当たらない職員が行う場合 |
| 経路による例外 | 官民人材交流センターから紹介された相手との間で行う場合 |
| 承認による例外 | 公務の公正性の確保に支障が生じないとして委員会の承認を得た場合 |
| 出向による例外 | 独立行政法人や特殊法人等に現役出向する職員が当該法人に対して行う場合 |
自分がどれに該当するかは、役職と担当事務の両方で決まります。
地方公務員の場合は地方公務員法に定めがあり、細かい範囲は自治体の条例や人事委員会規則で決まる形です。
3、離職後2年間は元の役所の担当から外れる
離職後2年間は、元の役所の担当から外れることになります。
再就職した元職員が、離職前5年間の職務に属する契約等の事務について、元の職場の職員に働きかけることが制限されているからです(※1)。
公共コンサルの仕事は、発注する役所とのやり取りが日常の一部です。
そのため、この制限は入社後の配属や担当の割り振りに直接影響します。
たとえば国土交通省から移った人が、離職前に担当していた分野の業務について、古巣の職員に働きかけることはできません。
会社側もこの点は前提として理解しているので、担当を分ける形で受け入れるのが通例です。
- ●制限がかかる相手
- 離職前5年間に在職していた組織に属する職員です。
- ●制限がかかる内容
- 離職前5年間の職務に属する契約や処分に関する事務についての働きかけです。
- ●期間
- 離職後2年間が原則です。
- ●誤解しやすい点
- 就職そのものが禁じられているわけではなく、制限されるのは働きかけです。
裏を返せば、2年が過ぎれば古巣の案件にも関われるようになります。
入社直後にできることと、時間が経ってからできることを分けて考えると、キャリアの見通しが立てやすくなります。
(※1)内閣府 再就職等監視委員会「国家公務員法の再就職等規制の概要」(2026年8月時点)。
4、入札の手続きに沿った動きは制限の対象外とされている
入札の手続きに沿った動きは、制限の対象外とされています。
一般競争入札などの手続きに従って契約を締結するために必要な場合が、適用しない場合として条文に挙げられているからです(※2)。
公共の仕事は、手続きを経て発注されるのが原則です。
そのため、公示された業務に提案書を出す、質問書を提出するといった、手続きの中で誰にでも開かれている行為までが止まるわけではありません。
条文には、行政手続法に基づく申請や届出を行う場合、法令の規定により公にされている情報の提供を求める場合も、適用しない場合として並んでいます。
- 一般競争入札などの手続きに従い契約を締結するために必要な場合
- 行政手続法に規定する申請や届出を行う場合
- 法令の規定により、または慣行として公にされている情報の提供を求める場合
- 法令に基づく権利の行使や義務の履行を行う場合
制限されているのは、手続きの外で個別に働きかける行為です。
線引きを知らないまま「元の役所には一切近づけない」と考えてしまうと、応募できる会社を必要以上に狭めることになります。
公共コンサルは公務員の経験が最も活きる転職先の一つですから、制度の線を押さえたうえで候補を広げていきましょう。
(※2)「国家公務員法第106条の4」
公共コンサルの転職エージェント&サイトのよく出てくる疑問点まとめ
公共コンサルを候補に入れた段階で出てくる疑問点を、3つに絞ってまとめました。
疑問が残っているうちは動き出しにくいものですから、気になる点は最初の面談で率直に聞いてみてくださいね。
気になる質問からチェックしてみてください。
A.コンサルティングの経験がなくても、応募できる求人はあります。
公共の案件では、行政の意思決定の進み方や制度の建て付けを知っていること自体が評価の対象になります。
そのため、コンサルティングの実務経験より、公務員としての経験や特定分野の知識が重く見られる募集もありますよ。
一方で、20代のうちはポテンシャルを見て採る枠もあり、入り口は年代によっても変わります。
まずは未経験可の条件で絞り込んで、自分の年代でどんな募集が出ているかを確かめてみましょう。
シンクタンクは会社の型を指す言葉で、公共コンサルは仕事の内容を指す言葉です。
両者は対立する概念ではなく、シンクタンクが公共コンサルの仕事を担っている、という関係になります。
転職サービス側でも扱いが分かれていて、シンクタンクをコンサルティングの種別として立てる場合と、パブリックセクターという業界の中に含める場合があります。
求人を探すときは両方の言葉で検索して、出てくる会社の顔ぶれを見比べてみてくださいね。
A.紹介型のサービスは、求職者側の費用はかからないのが一般的です。
費用は採用が決まった企業の側が負担する仕組みになっていて、求職者は最後まで払わずに使えます。
ただし、キャリアの相談だけを有料で提供するコーチング型のサービスもあり、求人の紹介を行わない場合があります。
登録の前に、求人の紹介まで含むサービスかどうかを確かめておきましょう。
